みなさん、こんにちは!
今回は、1980年代ファンタジー映画の中でも知る人ぞ知るファンタジードラマの珠玉の名作、『ミリィ 少年は空を飛んだ』(原題:The Boy Who Could Fly)をご紹介します。
心に傷を抱えた少年少女の友情と成長を描いた、温かくも切ないファンタジー作品です。
📻1986年という時代背景
1986年当時のアメリカは、ハリウッド映画が大きな黄金期を迎えていた時代でした。
『E.T.』(1982年)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)、『グーニーズ』(1985年)など、SFやファンタジー、少年少女の成長を描くキッズ・ティーン向け映画が大ヒット。
SFX(特殊効果)技術が飛躍的に向上する一方で、本作のように「派手なアクションではなく、ノスタルジックな日常と詩的なファンタジーを融合させた作品」も多く生み出されました。
また、1980年代のアメリカ郊外の住宅街の空気感、当時のファッションやインテリアなども見どころの一つです。
📖 ストーリー
父親を亡くした少女ミリィは、母親と弟と共に新しい街へ引越してきます。
隣の家に住んでいたのは、自閉症のような状態で言葉を一切発さず、屋根の上や屋上で腕を広げて空を飛ぶポーズをし続けている少年・エリックでした。
周囲からは「変人」扱いされているエリックですが、ミリィは彼の純粋な心に触れるうちに、次第に心を通わせていきます。
「信じる力があれば、人間は空を飛べるのか――?」
2人の深い絆が芽生えたとき、静かな奇跡が起こります。
✨ この映画の3大見どころ
詩的で美しいワイヤーアクション
特筆すべきはCGのない時代ならではのワイヤーワーク。
エリックとミリィが空を舞うクライマックスのシーンは、美しくロマンチックで胸を打たれます。
心を揺さぶるブルース・ブロートンの音楽
『シルバラード』や『ハリーとヘンダーソン一家』などを手掛けた巨匠ブルース・ブロートンによる繊細でドラマチックなスコアが、映画の透明感を際立たせています。
「心の再生」を描いた深い人間ドラマ
単なるファンタジーにとどまらず、家族の死や孤立といった重いテーマに対し、友情と愛がどのように救いとなっていくかを丁寧に描いています。
どこか懐かしく、観終わった後にやさしい気持ちになれる作品です。
🎬 スタッフ・キャスト
監督・脚本
ニック・キャッスル(Nick Castle)
ホラー映画の歴史に残る殺人鬼マイケル・マイヤーズ(ブギーマン)を演じた俳優として世界的に知られる一方、1980年代から90年代にかけて『スターファイター』などのSFやファンタジー、コメディ映画の監督・脚本家としても活躍した多才な映画人です。
製作
ゲイリー・アデルソン(Gary Adelson)
大ヒットドラマを立ち上げた有名TVプロデューサーのマーヴ・アデルソンを父に持ち、アクション、SF、ファミリー、ミュージカルなど幅広く作品の製作(プロデュース / エグゼクティブ・プロデュース)を手がけました。
音楽
ブルース・ブロートン(Bruce Broughton)
オーケストラの各楽器を巧みに活かした伝統的なシンフォニックスタイルを得意とし、躍動感のあるダイナミックなアクション曲から、胸を打つ抒情的なメロディまで幅広く描き分ける描写力の高さが特徴です。
『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』(1985年)は壮大なシンフォニーと、どこか古風でリズミカルな曲調が融合した最高傑作です。
映画音楽ファンからは「1980年代ハリウッド・オーケストレーションの隠れた巨匠」として高く評価され続けています。
👥 豪華キャスト&スタッフ
ミリィ: ルーシー・ディーキンス
1980年代後半から1990年代初頭にかけて映画やTVドラマで活躍したアメリカの女優です。
女優業引退後は名門ハーバード大学へ進学・卒業後、ワシントン大学のロースクールで法学博士号を取得。
現在は弁護士資格を取得し、法曹界で弁護士として活動しています。
特に日本の映画ファンの間では、1980年代の特撮・SFファンタジー映画での爽やかな演技が印象に残る女優として知られています。
エリック: ジェイ・アンダーウッド
1980年代半ばにティーン俳優として脚光を浴び、映画やテレビドラマ、カルト作などで強い印象を残しました。
ロジャー・コーマン製作によるファンタスティック・フォーの未公開映画で、ヒューマン・トーチ(ジョニー・ストーム)役を演じたことでB級映画ファンやコミックファンの間で有名です。
ミリーの母(モーリーン): ボニー・ベデリア
本名は Bonnie Bedelia Culkin。
映画『ホーム・アローン』などで知られる俳優のマコーレー・カルキンや、キーラン・カルキン、ローリー・カルキン兄弟の叔母にあたります。
『ダイ・ハード』シリーズで主人公ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)の妻、ホリー・ジェネロ・マクレーン役を演じ、世界的な知名度と人気を獲得しました。
エリックの叔父(ヒューゴ): フレッド・グウィン
アメリカ合衆国出身の個性派俳優、声優、絵本作家です。
テレビのコメディシリーズから本格的な映画の怪演まで、幅広い役柄で強烈な印象を残しました。
スティーヴン・キング原作のホラー映画。『ペット・セメタリー』(Pet Sematary, 1989年)では、主人公一家の向かいに住む老人ジャド・クランドール役を味わい深く演じ、映画ファンに深い記憶を残しました(「あの道を通ってはいけない」の台詞で有名です)。
ミリィの弟(ルイス): フレッド・サベージ
1980年代後半から1990年代初頭にかけて全米を代表するトップ子役として大ブレイクし、成人後はテレビドラマの優秀な監督・プロデューサーとしても手腕を発揮しました。
『素晴らしき日々』のケビン役で有名になる直前の幼少期に出演しました!
🎬 本作の視聴方法
映画『ミリィ/少年は空を飛んだ』は、見放題(サブスク放題)の対象にはなっていないことが多いですが、以下の配信・レンタルサービスで視聴が可能です。
1. デジタル配信(VOD)
オンラインですぐに視聴したい場合は、レンタル・購入配信が利用できます。
Amazon Prime Video(有料デジタルレンタル / デジタル購入)
『ミリィ/少年は空を飛んだ(字幕版)』として配信されています。
Apple TV(有料デジタルレンタル / 購入)
※配信状況は時期によって変更されることがあるため、ご利用中のアプリ内で「ミリィ 少年は空を飛んだ」と検索して確認するのが確実です。
2. 宅配DVDレンタル
ディスク(DVD)で鑑賞したい場合は、宅配レンタルサービスが利用可能です。
TSUTAYA DISCAS(ツタヤ ディスカス)
旧作DVDとして取り扱いがあり、ネットで注文して自宅のポストに届く宅配レンタルで視聴できます。
3. 中古DVD・メディア
国内盤DVDは過去にリリースされていますが、現在は廃盤・プレミア化している場合があるため、フリマアプリ(メルカリ等)や中古DVDショップ等で探すか、上記のデジタル配信・宅配レンタルを利用するのが手軽でおすすめです。
💬 まとめ
『ミリィ 少年は空を飛んだ』は、派手な爆発やバトルはありませんが、「誰かを信じることの尊さ」や「優しさが起こす奇跡」を思い出させてくれる心温まる名作です。
大人になってから観返すと、ノスタルジックな80年代の空気感とともに、忘れかけていた純粋な気持ちが蘇ってくるはず。
心温まるファンタジーを探している方はぜひチェックしてみてくださいね!
バルコニーから空を見上げたくなること間違いなしです。☁️✨
