こんにちは。
昨日(7/4)は、ブッポウソウを撮りに横山様に行ってきました。
ブッポウソウはブッポウソウ目ブッポウソウ科ブッポウソウ属という日本の野鳥ではほかに近縁種のいない鳥さんです。
体長は30cm、日本では夏鳥で、本州、四国、九州で繁殖し、冬は東南アジアで越冬するとされています。
ブッポウソウは以前にも撮影に挑戦したことがあります。
そのときに向かったのは長野県天龍村でした。町役場の屋上に設置された巣箱で育雛中ということで出かけたんですが、撮れたのは…、
こんなトホホな写真だけでした(T_T)
このときはP1000のテレ端3000mmで撮りました。晴れの予報に反して曇り空で強風だったんですが、なぜかSS優先1/2000で撮ってました(^^ゞ
帰りの電車の都合で現地滞在可能時間は1時間半しかなかったんですが、そのときに撮れたのはこれっきりでした。
帰ってからPCで明るくすればなんとかなるかもしれないと思ったんですが、いくら明るくしても黒は黒にしか見えず、これでは「初見初撮り」とはいえないだろうと、お蔵入りとなったのでした(-_-)
臥薪嘗胆、あれから2年。
いつかまともなブッポウソウの写真を撮って、世の中を見返してやるんだと、寝ても覚めてもブッポウソウのことばかり考えていました(←ウソ)(^^ゞ
さてさて、今回赴いた横山様ですが、正式な名称は腰痛地蔵尊横山様だそうです。
近くの人が土中から首のない地蔵を掘りだして気の毒に思い、祠に収めて祀ったそうです。ある人がこ腰痛がよくなるようこのお地蔵様に願ったところ、たちまち痛みが消え、それから腰痛地蔵尊横山様として腰痛持ちの人が大勢訪れるようになったとか。
その横山様は、現在は本州屈指のブッポウソウ観察地となっています。
このお社の後ろに観察用のハイドが設置されており、そこから約50m離れた巣箱に出入りするブッポウソウを撮影することができるのです(^^)/
現地に着いたのは午前10時50分ころでした。
30か所くらいあるハイドの観察窓はほとんどふさがっていて、目の前に杉の木があるところだけが空いていました。
中腰になって、そこから巣箱を見てみると、
親鳥が孵ったばかりのヒナ鳥にエサを運んでいる最中でした。
飛翔時にだけ見える初列風切りの白斑が綺麗です。
ブッポウソウが“森の宝石”と呼ばれるのはこの白斑があるからだと思います。
自分の位置からでは、これより左は杉の木が邪魔になって撮れません(^^ゞ
親鳥は給餌を済ませると巣箱から50mほどの距離の左側の木立ちに止まります。
そこで獲物になりそうな昆虫(トンボなど)を見つけると飛び出して捕らえるのですが、ほとんど百発百中でした(;O;)
ところで、高速を走っているときから気になっていましたが、この日は山裾が白っぽいガスで覆われていました。
横山様の周辺でも同様で、木々の低いところに止まったブッポウソウは摺りガラス越しに撮ったみたいになってしまいます(-_-)
親鳥が2羽並んでくれたんですが、こんなデビット・ハミルトン風になってしまいました(T_T)
少し上の枝に止まってくれました。
これも白っぽいですが、2年前の天龍村での写真よりはましですね(^^ゞ
惜しげもなくトリミング(笑)
ある方がブログで「距離的に600mmのレンズではきつい」と書かれていたので、P1000を持っていきました。
他の方たちはほとんどが800mmクラスのレンズで撮っていましたが、自分としてはこれで2年前のリベンジは果たせた気分です(^^ゞ
夕飯の仕度があるので、遅くとも午後3時には岡山駅に辿り着きたいと考えていましたが、それよりも2時間近く早く戻って来れました(^^)/
天龍村の敵を吉備中央町で討つことができた気分です(*^^)v
横山様には運営協力金を入れる募金箱が設置されていました。
もちろんお礼の気持ちを込めて、お札を1枚入れてきましたよ(^^ゞ
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
●この日出会った鳥さん●
ブッポウソウ、スズメ、ツバメ、ハシボソガラス、トビ、アオサギ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ホオジロ(以上9種)