卯月の小笠原諸島探鳥記 その2 ~父島探鳥編・上~ (^^)v | 三歩進んで、二歩下がる

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健康のために毎日6千歩は歩くようにしています。
2019年末からウォーキングのかたわら野鳥の写真を撮っています♪

 

 

 

こんにちは。

 

 

 

4月20日、父島に着いた日の午後、さっそく鳥さん探しに出かけたのが今回の内容です。

 

 

おがさわら丸が父島の二見港に着くと、宿泊先の民宿やペンションの方たちがお迎えに来てくれています。

 

 

自分が旅行社を経由して予約しておいたゲストハウスのオーナーさんも迎えに来てくれていました。

 

 

ご挨拶を済ませ、オーナーさんのクルマで宿泊先に向かいますが、車内で自分がレンタカーを予約していると伝えると、そのレンタカー会社で自分を降ろし、荷物だけ宿に運んでおきましょうということになりました。

 

 

レンタカー会社さんのHPには「人手が足りないので予約順に電話して宿まで迎えに行き、事務所で手続きしてクルマを渡します」となっていたので、レンタカー会社さんもそのほうが喜ぶだろうと考えました。

 

 

 

レンタカー会社さんは港から10分足らずのところにあるのですが、その途中で、自分は野鳥の写真を撮るためだけに小笠原に来たと伝えると、オーナーさんが「アカガシラカラスバトは最近は“ヒメツバキの谷”でよく見られていますよ」と教えてくれました(^^)/

 

 

 

ビンゴ!

そもそも宿泊先をこちらに選んだのは、オーナーさんのFBを見て、野鳥に興味がありそうなので、どこに行けばいいか教えてもらえるのではないかとの下心があったからです(^^ゞ

 

 

 

 

前置きが長くなりました(^^ゞ

さて、野鳥のお話です。過去に陸地と一度も接したことがない世界自然遺産の島小笠原・父島にはどんな野鳥が生息しているかというと、留鳥として見られるのは、アカガシラカラスバト(カラスバトの固有亜種)、ハシナガウグイス(ウグイスの固有亜種)、オガサワラヒヨドリ(ヒヨドリの固有亜種)、オガサワラノスリ(ノスリの固有亜種)の4種類だけです。

 

 

 

奄美大島などと比べるとずい分と少ないうえ、固有亜種ばかりです。

 

 

記録によると、かつてはオガサワラガビチョウ(ガビチョウとなっていますが、ツグミの一種)や、オガサワラマシコ(アトリ科)などの固有種や、オガサワラカラスバト(カラスバトの亜種)が生息していたようですが、いずれも江戸時代後期には絶滅したとされています(-_-)

 

 

 

当時は小笠原諸島は、はっきりと日本領とはされておらず、アメリカの捕鯨船の基地のような使い方をされていて、船乗りが持ち込んだネコが野生化し、次つぎと野鳥を襲っていたのではないかと思います。

 

 

母島には現在も固有種ハハジマメグロが存在していますが、かつては父島にもメグロが存在していたといいます。この父島のメグロが絶滅したのも同じ理由ではないかと想像しています。

 

 

父島と母島では現在も野ネコを確保し、里親さんに引き渡す運動が続けられています。

 

これ以上、無抵抗な鳥さんが被害に遭わないよう祈ります。

 

 

 

 

さて、父島を代表するアカガシラカラスバトですが、事前に調べたネット情報で、大神山神社というところに行ってみようと思っていました。

 

 

ただ、神社に上るには130段の石段を登っていかないとならないと書いてあったので、二の足を踏んでいました。

 

 

オーナーさんから聞いたヒメツバキの谷を観光マップで確認すると、広大な大神山公園の北西の一部にあって、神社からも遠くはない場所のようなので、そちらに行ってみることにしました。

 

 

 

レンタカー会社から20分ほど、港からなら10分ほどの距離のところにヒメツバキの谷はありました。

 

 

 

案内板にもアカガシラカラスバトとオガサワラヒヨドリの生息地として紹介されていました。

 

 

鳥さんの鳴き声は、メジロ、ヒヨドリ、ウグイス、カラスバトの順で聞こえてきます。

 

 

 

 

かなりアップダウンの激しい地形で、園内には人工の遊歩道が整備されていました。

 

 

 

 

メジロやヒヨドリの声を聞きながら、音を立てないように歩道を歩いて行きます。

 

 

 

聞こえてくる鳴き声からしても一番多いのはメジロで、撮ろうと思えばいくらでも撮れてしまいます(^^ゞ

 

 

 

 

 

小笠原のメジロは『鳥くんの比べて識別 野鳥図鑑670種第4版』には、オガサワラメジロとネーミングされていて、「亜種シチトウメジロと亜種イオウトウメジロの交雑個体群」となっています。

 

 

ということは、父島にはかつてはメジロは存在していなかったのでしょうか。

 

 

それにしても平地にも山の中にもメジロはたくさんいました。

 

どうせなら亜種オガサワラメジロと認めてくれたらいいのに、日本産鳥類目録では、小笠原諸島のメジロは本州で見られるのと同じ、ただのメジロということになっています(-_-)

 

 

 

足音を立てないように遊歩道を進んでいくと、ときおりガサガサと物音が聞こえてきます。

 

 

いました!

 

小笠原諸島の固有亜種アカガシラカラスバトです。

 

普通のカラスバトに比べると頭部の構造色が赤っぽく見えるのが名前の由来だそうですが、直接光が当たらないとはっきりしませんね(^^ゞ

 

 

 

さらに進んでいくと、

 

 

別の個体を見つけました。

 

頭部の赤味はこちらもイマイチかもしれませんが、まあとりあえず、父島の固有亜種を1種撮ることができました(^^ゞ

 

 

 

 

一安心して一旦出口から外に出て見ると、バインダーを手に、双眼鏡で谷の方を見ている女性がいました。

 

 

 

人見知りの激しい性格なんですが、ひょっとしたら何か情報を貰えるかもしれないと、恐る恐る話しかけてみました。

 

 

 

その方は、今は植物の開花時期について調査をしているが、別のときにはノスリの調査もしていると答えてくれました。

 

環境省の方なのか、委嘱されての調査なのかは尋ねませんでしたが、いい方に会えたと、どこに行けばノスリに会えるか訊いてみると、「この先にあるウェザーステーションの展望台で飛んでいるのがよく見られますよ」と教えてくださいました。

 

 

ありがたや。

アカガシラカラスバトはネットで事前情報を見つけてきましたが、オガサワラノスリは情報がなく、電柱のてっぺんにいる写真を見つけ、道路を走って、西表島のカンムリワシのように電柱上にいるのを見つけるしかないか、と思っていたのです。

 

 

 

時刻は午後2時近くで空腹をおぼえてきたので、いったん麓に戻り、昼食を摂ってくることにしました。

 

 

駐車場に戻ると、かなり近くでヒヨドリの鳴き声が。


 

40mほど先の樹上にいるのを見つけました。

亜種オガサワラヒヨドリです。

 

そのうちもっといい写真を撮れるだろうと思っていましたが、このあともチャンスはなくて、これが唯一のオガサワラヒヨドリの写真となりました(^^ゞ

 

 

 

 

いったん麓の市街地に戻り、スーパーで菓子パンをゲット。車内で昼食を済ませ、さきほど聞いたウェザーステーションの場所を観光マップで探しました。

 

 

場所はさっきまでいたヒメツバキの谷の北東方向で、今いる市街地からたぶん10分ほどのところだと確認しました。

 

 

 

着いてみると展望台があって、こんな景色が楽しめる場所でした。

 

 

 

これが有名なボニンブルーと呼ばれる小笠原の海なのかと眺めていると、さきほどこの場所を教えてくれた女性が海とは反対側の林を双眼鏡で覗いているのに気づきました。

 

 

ストーカーと間違えられたらどうしようと思いながらも挨拶すると、「ノスリはここじゃなくてこの先の崖からのほうがよく見えますよ」と教えてくれました。

 

 

 

この案内板にもこの先に見晴らしのいい場所があると載っていました。

 

 

 

こんな道を進んでいきます。

小笠原にはハブなどの毒ヘビがいないので、まあ安心です(^^ゞ

 

周囲からはウグイスのさえずりが盛んに聞こえてきます。

 

 

 

海側が見渡せる場所に出ました。

 

ここでオガサワラノスリが飛ぶのかな? と思いながら10分ほど下を眺めていると、

 

 

樹林のすぐ上を猛禽がグライディングしているのを発見!

 

 

小笠原にはオガサワラノスリ以外に猛禽類はいないので、これがオガサワラノスリでよさそうです。

 

下を向いているのか、首から先が写っていませんが(^^ゞ

 

 

 

このあと30分ばかり、オガサワラノスリがまた飛んでくれないかと待ちましたが見ることはかなわず、明日の朝また来てみることにして、この日は宿泊先に帰ることにしました。

 

 

時刻はまだ午後3時過ぎできたが、前の晩に船内でよく眠れず、この日は早く眠りたかったのです(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

 

 

その3に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m