大きな夢を持って生きなさい」と遺した父 | 藤麻美子の幸せを引き寄せるブログ|丹田呼吸法セラピー代表

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まるで、真っ赤な夕陽が山際に沈むように父は旅立つ。

突然に…。

さまざまな思いが交錯する。

最後まで生きる希望を失わず生ききった父。老人ホームには絶対入らないと言っていた言葉通り、危篤の状態で病院に呼ばれ、幸い間に合い父の手を握れ、別次元に旅立った。3日前までは電話で私と話しをしていたのが嘘のよう。

母とは同い年で、母の方が丁度1ヶ月先に生まれ、旅立つのはやはり母の方が早く、丁度2ヶ月前。

菩提寺の総代をしていたので、遺言通りお寺での葬儀を、近親者の構えの人たち20人くらいにお手伝いいただき、私は二度目の喪主。

 

 

オペラやカラオケが大好きだったので、式の最後に父の声が吹き込まれているテープ「イヨマンテ」を会場いっぱいに響かせ、父を偲ぶ…。

 

 

40歳の時に、病弱のためにあと10年しか生きられないと医師から宣告されてから、すでに47年の時が経過。

昨年は、グランドゴルフの成生地区会を立ち上げ、その会長に就任。大会を開催し山形新聞に掲載される。グランドゴルフ場整備のために、2年くらいかけて毎朝草むしりを行い、広大なゴルフ場を若い人達(父曰く74、75歳が若い人)と共に行い、整備。花を愛してやまない父はグランドゴルフ場にレンギョウや水仙、藤棚を植えた。

 

 

 

 

20数年かけて農道の整備を行い、「21世紀の道」という石碑を谷地街道に建立。今でも天童市の成生小学校を過ぎ、大清水に入る谷地街道の右側(川のそば)に3メートル近い石碑が見られる。細矢藤勇という文字が裏に刻まれている。

 

 

父の名前にある藤の花が実家にも、拙宅にも咲き誇っていた日。実家の庭には、これ以上美しく花々が咲く日がないくらい、色とりどりの花が咲いた青空が美しい、爽やか日に異次元へ旅立つ。

まさに生ききった感がある。

 

 

 

 

 

 

 

最後の10年は、まるで私のために生きていたかのように、私のライフワークを応援してくれていた。

丹田呼吸法を行い、死から蘇ったこと数知れず…。最後の入院先の病院では、父が拙著を作業療法士さんに紹介したところ、作業療法士の方が父に呼吸法を教えてくれるようになったと、嬉しそうに話してくれたのが、つい2ヶ月ほど前…。一度は奇跡の退院をして、10日ほど実家で生活ができた。

これまでの事を振り返ると、父には感謝しかないことを、改めて気づかされる。

父とのお別れの日に、娘たちから母の日のプレゼント。娘たちに残してくれた父の言葉、「大きな夢を持って自分の好きな人生を進みなさい。と、くり返し語っていた。もちろん、私にも…。遺した石碑にも似たようなことが書かれていた…。

父が丹精込めて育てた庭の花々が美しい