前進座「お久文七恋元結」 | 藤間流日本舞踊教室 藤間明海「 日本舞踊と着物のおはなし」

藤間流日本舞踊教室 藤間明海「 日本舞踊と着物のおはなし」

日本舞踊と着物の生活を、日々綴っています。
日本舞踊の楽しさや美しさを、どんどん発信していきたいと思います。





6月になった途端に台風がきて、今年の夏もなかなか手強そうな予感がします。

しかも我が家では、昨年修理したばかりのリビングの冷房がまさかの不調。本格的な暑さを前に、早くも夏の洗礼を受けております。無事に直ってくれますように。


今日は、お弟子さんが出演している前進座のお芝居を観に、池袋の サンシャイン劇場 へ行ってきました。

前進座も長年、国立劇場を拠点として公演を行ってきた劇団です。そのため、別の劇場で観ると、どこか落ち着かないような、不思議な感覚があります。もちろん、限られた条件の中で舞台装置や花道などさまざまな工夫が凝らされていて、そのご苦労は計り知れません。変わらずにみえるように上演するのは、相当大変だと思います。

それでもふと「国立劇場だったらなあ」と思ってしまうのは、長年親しんだ劇場への私の愛着なのかもしれません。



今回の作品は、山田洋次監督の 書き下ろし「お久文七恋元結」

前進座創立95周年記念公演だそうです。


落語の名作「文七元結」のアナザーストーリーで、曾我廼家貫太郎 さん、横山由依 さんを迎え、人情味あふれる舞台でした。

客席にはご年配のお客様も多く、場面ごとに小さなつぶやきやツッコミが聞こえてくるのも、微笑ましい。それぞれが自由に舞台の世界を楽しんでいて、劇場全体が穏やかで温かな空気に包まれています。



そして嬉しかったのは、お稽古に来てくれているお弟子さんが、昨年よりもずいぶんと落ち着き、舞台上での存在感が増しているように感じられたことです。


完全に「師匠の贔屓目」ですが、頑張っている姿を目の当たりにできて、私も嬉しかったのです。


お稽古はすぐには結果がでないけれど、ちゃんとその人の力になるんだ!

それを信じて、まずは私がお稽古しよう。。