師匠につくということ | 藤間流日本舞踊教室 藤間明海「 日本舞踊と着物のおはなし」

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日本舞踊と着物の生活を、日々綴っています。
日本舞踊の楽しさや美しさを、どんどん発信していきたいと思います。




クリスマスが過ぎると、街も一気に年末感。
大人の学校でのブログは、今日が今年最後の投稿になります。
一年間、お付き合い頂きましてありがとうございます。
また来年も宜しくお願い致します。

最近、自分の師匠が高齢でお稽古をやめてしまわれて、浪人?状態の人が多いと聞きます。
師匠を変えるのは難しく、そのまま流派の系列の先生を探したり、元の師匠の後継ぎの方についていったりしているようです。
また小さい頃に日本舞踊をしていて、お名取さんになってから一度やめて、再開しようとしたときに、先生がいらっしゃらなかったり、自分が遠方になったりしたら、一度お名前をお返ししたり、元の先生にご挨拶にいったりします。

師匠とは踊りの先生というだけでなく、人生全部の
先生みたいな部分があるのです。
この演目だけ習いに行くというのはもちろんありますが、あまりあちこちの先生につかないのが、日本舞踊の暗黙のルール。

お名前を頂くのは、家族になるような、お嫁にいくような感覚なので、普通の習い事の資格とはだいぶ違うように思います。
私は着付も師範持ってますが、先生が1人だけでないせいか、もちろん教えて下さった先生方に尊敬や感謝はあるのだけれど、どちらかといえば師範という資格という認識です。
日本舞踊の名取、師範はそれとは違っていて、師匠との絆を結んだような意味合いが強いのです。

現代には、堅苦しくてそぐわないのかもしれないですが、きちんと始めたり、終えたりするルールが日本らしくていいなと思います。
道とつくお稽古ならではの感覚。

年の終わりを、新年を飾りを用意して迎える準備しながら、そんなことを思いました。
終わりよければすべてよし。
きちんと感謝を伝えて、終わることも大事にしたいです。