日本舞踊の会に行くとき、何着ていく? | 藤間流日本舞踊教室 藤間明海「 日本舞踊と着物のおはなし」

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日本舞踊と着物の生活を、日々綴っています。
日本舞踊の楽しさや美しさを、どんどん発信していきたいと思います。




夏日から一転、三月並の気温。
今日は単衣の着物に、雨ゴートを着て寒さをしのぎました。明日はまた暑いのかしらん。。

自分の着物で踊る勉強会を来週に控え、なんとなく落ち着かない日々。
私のお友達はすっかり踊りの会に来ることに慣れているのですが、はじめて誘われるとどうしたらいいのかわからないらしく、よく質問を受けます。

まずは服装。「洋服で行っていいの?」
はじめての劇場は、何を着ていっていいか迷いますよね。
私もお芝居などで小劇場に行くときに、お弟子さんが心配して「着物じゃない方がいい!」などのアドレスくれることがあります。
踊りの会だからといっても決まりはないので、何でもよいのです。
ただ、あまりカジュアル過ぎないものがいいと思います。服装は相手を思い装うと間違いがない。大好きな推しのライブに、デートの時のようにおしゃれして出かけるというのと考え方は同じです。

もちろん、着物もいいですね。
踊りの会では、着物のお客様も普通よりは多いので緊張しますが、着物をきていくところがないと普段思われている人は、この機会にきちんと装って楽しんで欲しいです。よい観劇の記念になると思います。
着物で観劇すると、髪型が結上がっていて邪魔だとか、帯のせいで前かがみで後ろの人が見えないという意見もあるので、あまり頭を大きくせずに、帯も背もたれによりかかれるものを締めていくと安心かもしれません。

どんな服装でもみて頂けることに大感謝なので、あまり悩まずに、まずは踊りの会に足を運んで頂き、日本舞踊を楽しんでほしいなぁと思います。