
冬至を過ぎると、クリスマス、そして年末へと、
時間が一気に加速していくように感じます。
2025年が、無事に納められるよう、
一日一日を丁寧に過ごしていきたいと思います。
先日、大学での研修にお誘いをいただき、
「学校における合理的配慮とは」という講義を受けてきました。
私自身、自宅稽古で初めてお預かりしたお弟子さんが自閉症だったこともあり、
療育に関する本を読んだり、親御さんからお話を伺ったりと、
手探りながら学ばせていただいてきました。
その経験があったため、「学校で教えていただけるならぜひ」と、
助手という立場ながら、図々しく参加させていただきました。
個人事業主は、スキルアップも学びの機会も基本は自力。
こうした研修の場をいただけることは、本当にありがたいことです。
講義では、合理的配慮とは何か、
学校として「できること」と「しなければならないこと」について、
丁寧にお話しいただきました。
まず、配慮が必要な生徒さんには、
どのように世界が見えているのか、感じられているのか、
という説明があり、実際に行われている取り組みも教えていただきました。
ほんの少しの配慮で、生徒さんのストレスが大きく減るんだということが、とても具体的に想像できました。
一方で、学校教育の現場では、
配慮が必要でない生徒さんたちのモチベーションをどう保つのか、
時間を要する生徒さんに配慮しながら、
全体の流れを止めずに授業を進めていくにはどうすればよいのか。
意見交換も行われましたが、正直なところ、簡単ではないなという印象です。
やはり大切なのは、対話なのだと感じました。
AIやオンラインが進化しても、
最後にものを言うのは、人と人との会話。
そのことを、改めて実感した研修でした。