めまい | 漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

漢方薬 薬草 富士越薬品(静岡県三島市)

 静岡県三島市、三島大社斜め前(大社駐車場正面)にある富士越薬局は、創業以来90年の経験と実績をもとに、人間が本来持っている自然治癒力を沸かせるための「漢方薬・生薬・保険食品」をご相談しながら、一人ひとりに合ったものをお選びする漢方薬局です。

めまいは外界と自分との位置関係が不安定になり、クラクラした感じをさします。ストレスや睡眠不足などにより、めまいを経験する方も多いのですが、ひどくなると日常生活にも支障が出てくるため、本人にはとても辛く感じられます。


・西洋医学

原因:メニエル、高血圧症、脳血管障害、貧血、自律神経失調症、眼科疾患などと言われています。

・東洋医学

原因:めまいと関係の深い臓腑が肝・腎・脾となり、この3つの臓腑の働きが乱れて起こるとされています。


東洋医学の観点から、肝・腎・脾の臓腑を個別に考えますと、


・肝

「めまいは肝に属す」といわれ、めまいと最も関係が深いのは肝だと考えられています。目の使いすぎ、神経の使いすぎ、ストレス、寝不足、過労等は肝を消耗させることになり、結果として自律神経の働きが乱れ、脳や内耳の方へ十分血液が循環しなくなり、めまいの症状が起こります。


・腎

「腎は耳に*開竅する」といわれ、耳は腎と深く関係があります。腎は内分泌系、生殖能力、骨や歯、耳、髪、腰、ノド等と関係しています。年をとる毎に、腎の働きは低下していき、いわゆる腎虚という状態で、骨や歯は弱くなり、尿の出方、生殖能力も弱ってきます。そして耳も、耳鳴りや難聴が起きやすくなります。


・脾

「痰なくしてめまい起こらず」といわれ、水毒症状の代表としてめまいが起こります。油っこい食べ物、甘い物の食べ過ぎ、冷たい物の飲み過ぎ等が消化器系の働きを弱め、胃内停水となり、身体の中の水分代謝を悪くします。


めまいの代表的な漢方薬として、

半夏白朮天麻湯

沢瀉湯

黄連解毒湯

苓桂朮甘湯

などが用いられます。その他にもその方に合った漢方薬を処方しております。

めまいでお困りの方は、是非一度富士越薬局までご相談ください。



*開竅:五臓の状態は特定の器官に反映されやすいこと。肝は目、心は舌、脾は口、肺は鼻、腎は二陰と耳に、それぞれ開竅します。