白生地と引き染めの勉強会
を開催しました。
着物に興味のある方でも、白生地についてまであまり気にされていないのではないですか?
生地は、つるんとした無地のものから、織で模様を出したものまでさまざまです。
また、無地でありながら、そのしぼの高さによっても全く違う表情を表し、
色をかけるとその濃淡によっても現れる風合いが異なります。
今回はそんな生地について製造の裏側から教えて頂きました。
織の組織についても、模型を使って詳しく教えてもらいました。
産地によって絹糸にも違いがあることも一目瞭然、なるほどなるほどと感心することだらけ。
それにしても白生地の美しいこと。
そして引き染めについても、詳しく教えていただきました。
会場はかなりパンパン。
この人数で緊張がマックス~。
でも、毎日染めと戦っている方の話は本当に興味深いことばかりです。
内容のひとつひとつから、丁寧に、細かいところまでこだわって作業をなさっているのだなあということが垣間見える素敵な話でした。
こんなお話をもっと多くの着物ファンに届けてあげたい、と切に思うのでありました。
豊富な染め見本サンプルから直接お願いすることもできたりしました。
無地、ぼかしだけではとどまらず、小林マジックによっていろんなチャレンジ染めもオーダーできてしまう、というかこれは本人に直接相談しないといただけない提案など、じっくりとたっぷりと時間をかけて楽しむことが出来ました。
次回は、5月に丹後よりすりだし紬職人の佐橘さんが登場!
是非みんなで丹後ツアーに行こうと心に誓ったのでありました。