SMAP解散後、キムタクにとって初の主演ドラマとなった
「A LIFE」が好評のうちに終わった。

断っておくが、私はキムタクのファンではない。
が、気になったのはマスコミの報道姿勢だ。
テレビやスポーツ紙など、あらゆる媒体を総動員して
「A LIFE」を大々的に宣伝した。
その一方で、ドラマが始まる前から
「ダメに決まっている」「失敗するに決まっている」と
言わんばかりの声も目立った。

初回の視聴率がわずかに15%切っただけで
「視聴率王、キムタクの終焉」だの「このドラマは失敗」だの
とにかくキムタクを叩けばいいという報道姿勢が、
特にネット系メディアに目立った。

この両極端な報道に疑問を持ち、実際に見てみないと始まらないと
時々ではあるが「A LIFE」を見ていた。
突っ込みどころはあるものの、決して悪いドラマではなかった。
むしろ、ドラマとしておもしろい部類に入っていると思う。
視聴率のほうは13~15%ほど。
決して高視聴率とは言えないが、悪くはない。
なぜそれほどまでに、やっきになって否定するのか理解できなかった。
重箱の隅をつついて批判をする者も多いが、
突っ込みどころが一つもないドラマって存在するのか?

キムタク自身も役作りにすごい努力をして、実際に手術を見学したり、
手術の縫合の練習を必死にやって、医師からプロ並みだと
評価されるくらいに縫合の腕を上げた。

で、最終回の視聴率は16%。
これまた「脇役がいいからだ」などという声もあるが、
ドラマとして成功したのだからいいではないか。

SMAP解散騒動でキムタクはイメージが悪化して、
やることなすこと悪く言われた。
そんな中で必死に努力したキムタクを私は評価したい。