神札をお祀りしたいので、
神棚について教えてくださいとの
ご相談をいただきました。
いま、神棚あるいは神棚セットは、
Amazonや楽天などの通販でも購入できます。
また、神棚についてネットで検索すると、
いくらでもヒットします。
そこで、今日は、
わたしやお客様が、
実際に迷った…
あるいは間違えたことを中心に、
お話しさせていただきますね。
まず、神棚は、
南か、東向きにお祀りします。
ここで、南や東に設置すると勘違いする方が、
実際にいらっしゃいました。
南を向くように…
つまりたいていは北の壁に、
東を向くように…
西の壁に設置することになります。
神社のお札をお祀りする場合は、
真ん中に、伊勢神宮の神宮大麻のお神札(伊勢神宮までお参りしなくても、お正月に氏神さまでいただくことができます)
向かって右に、
氏神さまのお神札。
氏神さまがわからない方もいらっしゃいますよね。
自分の住んでいるところに近いところにある神社です。お祭りのとき、お神輿が巡ってきます。
神社の神主さまにお伺いすると、たいてい、あなたの住所の氏神さまであるかどうか教えてくださいます。
そして、一番左に、崇敬神社のお神札。
つまり自分が信仰している神社のお神札をお祀りします。
お参りしてお神札をいただいたときは、
左の崇敬神社のお神札の奥に重ねていきます。
このお神札をお祀りするのが、宮型です。
先ほどお伝えしたように、
それぞれの住宅事情に合うように、
いろいろなタイプのものがあります。
手前から順に、神宮大麻、氏神さま、崇敬神社と重ねるものもあります。
この宮型を置くのが神棚です。
この神棚を設置する場所は、目の高さより上。
テレビや、ガタガタいつも動かす引き出しなどの家具がないところの上を選んでくださいね。
落ち着いて、きれいな、
晴れやかな気があるところです。
ここで、
わたしの失敗談です。
崇敬神社以外のお札の中には、
とても大きいお札をいただくことがあります。
天井に引っかかってしまい、
神棚にお祀りできないことがありました。
破魔矢や吉祥札など、
高さが全然足りません。
お札をいただくとき、
神棚にお祀りできるサイズをしっかりと把握しておいてください。
あるいは、宮型より余裕を持った高さに、
棚を設置してくださいね‼️
そして、マンションなど、上の階があるお部屋に住んでいる方は、
墨で「雲」と書いた半紙を天井に貼ります。
こんなのもありました。
習字に自信がない方にはおすすめですね。
そして、お供えは…
このようにセットが売っています。
少しずつ揃えても大丈夫です。
一番必要なのは、
お水入れです。
お水だけは、
毎日新しいものにお取りかえしてくださいね。
向かって右の小皿にはお塩。
左の小皿には、洗米をお供えします。
そしてお酒と、榊(これも通販で、造花やプリザーブなどが買えるようです。)
さて、わたしの場合、
お寺…
つまり仏教のご祈祷の札は、
別にお祀りしています。
この場合、
向かい合わせにお祀りすると、
お尻を向けてしまうことになるのでNG!
仏壇も同じですね。
たいていのお寺では、
「ご祈祷のお札は、
神棚にお祀りしても大丈夫です」
と教えてくださいますが、
心配な時は、
お寺の方に聞いてくださいね。
さて、いかがでしたでしょうか?
神棚にお札をお祀りして、
粗末にしたらかえって逆効果。
お水を毎日おとりかえしたり、
できないかも…と思ったら、
ご祈祷のみお願いして、
お札はいただかないこともできますよ。
また、代わりにお守りをいただけるところもあります。
自分のライフスタイルに合わせてくださいね。
とはいえ、神棚があると、
おうちの気が変わります。
また、固苦しく考えなくても、
毎朝、神さま・仏さまに、
感謝の気持ち、
そして願望や決意などをお伝えする習慣は、
自分の人生サイクルを好転させ、
気持ちもスッキリしますよ!