出口汪先生の「東大現代文で思考力を鍛える」


~東大と聞けば、あらゆる分野で権力を握っている人たちを思い浮かべるかもしれない。だが、そんな東大が「現代文」の入試問題で、受験生に提示する問題文には、どれも「反権力・反常識」の主張が根底にあり、私たちの固定観念に揺さぶりをかけるものばかりである。~「はじめに」より


まさに、衝撃の本。


わたしが、演劇を始めたころは学生運動の時代。


その頃に、なんだか意味も分からず読んだ、
アナーキーな作家の作品が、東大の入試問題になっていることに、
まず驚きました。


また、その、読んでも全然わからなかった作品を、
出口先生の解説で、
「そういうことだったのか~」と読み解くことができる。


これって、最高にエキサイティングな体験!


たとえば、

福永武彦「夢のように」

鈴木忠志演劇論集「内角の和」、世阿弥の「風姿花伝」

そして、竹内敏晴「思想する「からだ」・・


それらを、出口先生の解説で『読める』幸せと興奮をぜひ味わって欲しい!


そう、読書って、お勉強ではなく、
知らないことを知る『体験』なんだって、気付く・・・そんな一冊です。


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