子供の頃に、森下洋子さんのバレエのステージを、母に連れられて見た記憶は、今でも強く残っています。

「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」etc

その頃は、ストーリーが分からなくても、素直に、バレエの楽しさや、美しさを楽しんでいたのに・・。

なぜか、大人になってからは、身体表現だけ・・というのが楽しめなくなって、疎遠になってました。

気功の師匠が、プロのバレエダンサーでいらした関係で、最近、東京バレエ団のプリンシパルでいらした井脇幸江さんのステージを、何回か拝見してます。

今回は、「バレエガラ」という、最高峰のバレエダンサーの方たちが踊るステージ。

あまりにも見事なプロの踊り!

わたしはバレエのことを良く知らないので、感想が的を射ていないかもしれませんが、

全く脱力した状態のまま、究極に張りつめた、繊細で多彩な身体表現をされている・・という感じなのです。

私は、声優という、声だけで表現する仕事をさせていただいてますが、絶対に「身体」を置いてきてはいけない!と、痛感してます。

吹き替えの仕事は、言うまでもなく、役の身体の状態を抜きにして、表現はできません。

ナレーションもまた、緊張すると、声に安定感もなくなり、固く、ぶつ切れな感じの読みになってしまいます。

「脱力」というのは、すべての表現活動の基本。
でも、それがなかなかできない。

その「脱力」の究極のありかたを見たような・・そんな驚きの舞台でした。

 

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