東京、下高井戸。京王線のこの駅に降り立ったのは初めて。すぐ目に飛び込んでくるのが、この大きな看板。
「下高井戸駅前市場」
「市場」の名にふさわしく、駅前の商店街は、焼き鳥屋さん、八百屋さん、パン屋さん・・・小さなお店がずらり。
「へ～い、いらっしゃい！」
「安いよ、安いよ～！」などのお兄さんの声が飛び交って、大変なにぎわいです。
築地に負けず劣らずの元気な市場、商店街。
歩くだけで、ワクワク！
その商店街からは、ちょっとはずれた住宅街の一角に、
「え！こんなところに銭湯が？」という趣でたたずんでいるのがこちら。「月見温泉」
そう、銭湯だけと、本物の温泉なんです。
東京の温泉は、黒や茶色のお湯が多いのですが、
こちらは、透明。お肌がつるつるになる、美肌の湯だそうです。
お湯につかっていると、見知らぬ女性に声をかけられました。
「ねえ、ここ、温泉って知ってる？」
「あ・・はい。知ってます。銭湯めぐりしてるんです。」
「あら～そうなの？
わたしもね。ちょっと遠いんだけど、週に一度は自転車でくるのよ」
なんて会話してると、腰に布を巻いて、あちこちで、あかすりをしている女性を発見。
「あの女性は、あかすり屋さんですか？」
「違うわよ～（笑）ここに来る人は、みんな友達だから、順番にあかすりをしているのよ」
脱衣所の一角には、ゴザの上に応接間みたいなソファーセットがしつらえてあって、ご近所さんたちが、湯あがりに仲良くお話をしてました。
帰り道は、すぐ近くの手造り豆腐のお店で、
出来立て豆乳をゴクリ。
東京の温泉は、スパ施設などに改装されて、ちょっとお高いところが多いなか、銭湯料金４５０円で、温泉。
帰り道、商店街のお店で食べた
スジ肉とキャベツの鉄板焼きも、めちゃめちゃおいしくて、
下高井戸・・おすすめです。
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