ウノさんとの深い因縁を感じたのには、理由があります。
母からウノ さんの話を聞く数ヶ月前、ヨガ教室で、霊視ができる方と偶然話をする機会があり、
その方から「先祖霊で、霊能力があるけれど、蛇を使っていた人がついている」と言われました。
口寄せをしていた父方の祖母のことかと思いましたが、彼女が蛇と関係あるとは聞いたことがありません。
違和感を感じていたところに、ウノ さんも霊能力者だったという話を聞いて、
「もしかしたら…」と、ピンときたのです。
ウノ さんのことを調べましたが、実家だった大阪の住所には、ウノ さんを知る人は、もういません。
「お嫁に行って、子をなさない」ことの厳しさを感じずにはいられませんでした。
誰も自分のことを記憶して供養してくれる人がいない。
「ひとりぼっちで死んで淋しいんだよ」という、ひいおじいちゃんの言葉…。
でも、どうすることもできません。
私は、夏休みに、九州の二人のお墓にお参りして、もう供養は終わったと思っていました。
そして、秋。
京都で開かれる講座に出席することになった私は、
かねてから行きたかった「伏見稲荷参り」を思いたちました。
というのは、私の師匠は、こんなマニアックな著書があるくらい、
お稲荷さまに詳しく、伏見稲荷のことをよく話していたので、
「一度尋ねてみたい」と思っていたのです。
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出かける数日前、母に、
「週末、京都に行くよ。ついでに、伏見稲荷にもお参りに行く」
すると、母は
「伏見稲荷なんて行くのやめなさい!」と、血相を変えて、怒り出したのです。
「ウノ さんが、伏見稲荷の信者で、しょっちゅう行ってたのよ。
だから、狐がついたみたいな意地悪な顔してたんだよ。」
「え~!」
あまりの偶然の重なりに、私は言葉を失いました。
でも不思議な偶然は、それだけではなかったことを、
私は伏見稲荷にお参りして、知ることになったのです。その理由は次回。
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