渋谷パルコ劇場で「ハーパーリーガン」というお芝居を見ました。
パンのパスコのＣＭで、ひょうひょうとした魅力を醸し出している
女優、小林聡美さん主演。
仲の良いお友達と見に行ったのですが、
開演前、
お茶しながら、共通の知り合いの、ある女性の話題になりました。
わたしが、
「その女性は、まわりに気を遣い過ぎて、息苦しい感じだ」
と評したら、
そのお友達が、
「え！あの人は、自己中心的で、まったくのマイペースだ」
と言うのです。
で、観劇後・・・
私たちは、さっきの話題は不毛だったことを悟ったのでした。
お芝居は、
「確実なことは、なにひとつ確実なことなんてない！ということだ」
というテーマを掲げています。
家族間のすれ違いを描きながら、
自分が正しいという思い込みが、
いかに、人間関係を歪めていくものか・・。
私と友人が、ひとりの女性を、
まったく正反対の見方で見ていたように、
人の数だけ、正解があり、
そのどれもが、実は、
正しくもなく、間違っているわけでもなく、
それぞれ「一理ある」のでしょうね。
あの人にも、この人にも、
もちろん、あの国にも、この国にも
それなりの真実があり、
一理がある！
こう考えることができれば、
ちょっと光が見えてくるかもしれませんね。
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