由布院温泉の概要

由布院温泉は由布市にある温泉地で、別府に次ぐ源泉数、温泉湧出量を誇ります。

湯平温泉と主に「湯布院温泉」と呼ばれており、そのほか由布市内の温泉地を含め「由布院温泉郷」と呼ばれています。

「湯布院」とは由布院と湯平の合成地名です。

由布院が温泉地として開発されたのは近代になってからで、知名度の割に歴史は浅いです。

高度経済成長期になると多くの温泉地では団体旅行、男性旅行客をターゲットとした大型宿泊施設や性風俗店などが進出し、歓楽街的な開発が行われていました。

しかし、由布院は当時から女性をターゲットにした景観や雰囲気を重視した開発が行われており、個人旅行がメインになった現在では日本有数の温泉地として多くの観光客で賑わっています。

 

市内散策(2024/05/22)

由布院の玄関口となる由布院駅。

礼拝堂をイメージした洒落たデザインです。

地元の建築家に設計を依頼したようですが、当時としてはかなり異例だったようです。

駅前。お土産屋や商店が建ち並んでいきますが、何よりも目立つのは由布院のシンボルである由布岳です。

由布岳の方面に向かって温泉地が広がっています。

由布院駅から10分ほど歩いた所にある湯の坪街道。由布院のメインストリートとなっており、雰囲気のいい飲食店やお土産店が軒を連ねています。

確かに若い女性には受けそうな雰囲気で、インスタ映えスポットの宝庫となっているようです。

朝の9時台に歩いたのでほとんど人はいませんでした。店が開き始める10時、11時ぐらいになると人で溢れかえっていました。

若い女性というよりは中国や韓国からの観光客が多く、至る所で中国語や韓国語が飛び交っていました。

特に韓国人から絶大な人気を誇っているようで、店員さんも韓国語で接客していました。

湯の坪街道を歩くと由布院の名所である金鱗湖があります。

湖を泳ぐ魚の鱗が夕日を浴びて金色に輝くことから「金鱗湖」と呼ばれています。

特に紅葉の時期は美しいようです。

温泉が混じっているせいか若干水温が高く、多くの魚が生息していました。

ほとんどが外来種だと思いますが。

由布院にも公衆浴場がありその一つが「下ん湯」です。

金鱗湖の畔にあるこの温泉は混浴となっており、解放感は凄そうです。