鳥栖駅

佐賀県鳥栖市の代表駅です。

鳥栖市は九州全県から伸びる鉄道路線、道路が集積する九州屈指の陸上交通の要衝で、鉄道の時代には九州随一の鉄道の町として栄えました。

福岡にも比較的近く、交通の便もいいことから人口の増加、企業の進出が進んでおり、物流拠点としての整備も行われています。

鳥栖駅は九州鉄道が開業させた九州最古の駅の一つで、佐賀や長崎へ向かう長崎本線の分岐駅となっています。

かつては広大な機関区や操車場が置かれ、旅客・貨物ともに九州一の輸送拠点として発展を遂げましたが、鉄道貨物の衰退や新幹線の開業と共に徐々にその地位は低下傾向にあります。

しかし、現在も多くの優等列車が停車し、多方面から多くの列車が発着する光景は健在で、九州を代表するターミナル駅としての地位は維持されています。

 

乗り入れ路線

・鹿児島本線

・長崎本線

 

駅舎。1903年に現在の場所に駅が移転されてから使用されている大きな木造駅舎です。

九州の鉄道史的に非常に重要で価値のある駅舎ですが、橋上化の話も出ておりその先行きは不透明です。

駅前。少し歩くと大型ショッピングセンターがありますが、市の中心部からは離れています。

切符売り場。カウンター式のみどりの窓口が設置されています。

駅舎内は見た目の割にこじんまりとしています。

かしわめし弁当やかしわうどん・そばなどを販売する中央軒とサガン鳥栖のオフィシャルショップ、パン屋が入居しています。

改札口。乗り換え客が多いためか改札口はあまり広くありません。

大きな時計がいい味を出しています。

鳥栖に本社を置く久光製薬のサロンパスの広告がでかでかと掲示されています。

ホームは3面6線。非常に広大な敷地を擁していますが、これでも昔に比べだいぶ縮小されました。

ホームには廃レールを使用した年季の入った上屋が設置されています。

駅の東側にある鳥栖スタジアム(駅前不動産スタジアム)。

Jチームであるサガン鳥栖の本拠地ですが、昔は鳥栖駅の構内の一部でした。

各ホームで営業している中央軒の立ち食いそば。

鳥栖駅を訪れたら是非とも食べておきたいものです。

ホームは2本の連絡地下道で結ばれています。

低い天井やむき出しの配線が歴史を感じさせます。

北側の地下道には鳥栖駅、鳥栖市の歴史を紹介するパネルが設置されています。

通路の屋根は木造です。

地下通路内。

古き良き時代のターミナル駅の雰囲気が残る鳥栖駅は貴重な存在です。