長野市の概要
長野市は長野県の県庁所在地で人口は約36万人です。
長野県内で一番面積が広い盆地である善光寺平の中心都市で、日本一標高が高い県庁所在地となっています。
長野市は多くの庶民から信仰を集めた善光寺の門前町として中世から発展し、今では県内一の都市にまで成長しました。
長野市内を散策(2024/01/14)
長野市の玄関口である長野駅の善光寺口。
2015年の北陸新幹線金沢延伸に伴い現在の駅舎に改築されました。
いつ見ても立派な駅舎です。
長野駅駅前。県庁所在地だけありかなり立派な駅前です。
善光寺までは約2kmほど離れており若干遠いですが、これにもちゃんと意味があります。
長野駅が開業する際、弥陀の十八願にちなんで善光寺本堂から十八丁(約2km)の位置に建設されました。
駅から善光寺に向かうにはバスで向かうのが一般的です。
善光寺の仁王門。「善光寺大門」というバス停が最寄となっています。
仁王門を過ぎると善光寺の仲見世通り商店街が広がっています。
1月中旬というめちゃくちゃ寒い時期にも関わらず多くの人で賑わっていました。
昔ほど熱心に信仰している人は少ないと思いますが、今でも多くの人を集める善光寺の知名度は昔からほとんど変わっていません。
重要文化財に指定されている山門。中を見学することが可能で、2階部分に上がることができます。
山門から眺めた長野市街地。
ここまで大規模な門前町も珍しいでしょう。善光寺の影響力の大きさが伺えます。
山門から見た本堂。
国宝に指定されている本堂。
1707年に建てられたもので日本有数の規模を誇る巨大な木造建築物です。
善光寺は度々火災に遭っており、昔の本堂は別の場所にあったようです。
本堂には日本最古の仏像と言われている善光寺如来が本尊として祀られています。
本田善光という役人が難波に放置されていた如来像を祀ったことが善光寺の起源とされています。
本尊は絶対秘仏で数え年で7年に一度本尊のレプリカである前立本尊が御開帳されます。
重要文化財に指定されている経堂。
境内に保存されている回向柱。
回向柱は御開帳の際にこの柱と前立本尊が紐で繋がれ、柱に触るとご利益を授かれると言われています。
境内には歴代の回向柱が保存されており一番古いのは半世紀以上前の物です。
古い柱程ボロボロに朽ちて小さくなっていますが、時の流れを感じることができます。
長野市の名物と言えば「根元 八幡屋礒五郎」の唐辛子です。
善光寺の目の前に本店があり約280年の歴史を誇る老舗です。
当時唐辛子は薬としても重宝されており、善光寺の近くで売られている薬には効能があると評判だったようです。
ブリキ缶に入っているのが特徴ですが、裏側には善光寺が描かれています。