出雲市の概要

出雲市は島根県第2の都市で、人口は約17万人です。

出雲大社や稲佐の浜など日本神話に関する多くの歴史遺産を有する観光都市です。

また、山陰地方有数の人口を抱える都市だけあり、松江市や米子市などと共に大規模な都市圏を形成しています。

 

出雲市内散策

出雲市の玄関口となる出雲市駅。出雲市駅周辺には何もないのでここから主要な観光地までは他の交通機関に乗り継ぐ必要があります。

ここでは出雲そばを食べました。

出雲市駅に隣接する一畑電車の電鉄出雲市駅で出雲大社前駅まで向かいます。

一畑電車が最近導入した新型車両だと思いますが、何となくJR西日本の車両に似ています。

出雲大社の最寄り駅である出雲大社前駅。

日本離れした洋風のデザインの駅舎でこの駅舎を見るだけでも十分価値があります。

ここから少し離れた所に大社線の旧大社駅があり、こちらも国の重要文化財に指定されている価値のある駅舎ですが、工事中のため見学は断念しました。

駅前の参道。5分くらい歩けば出雲大社があります。

出雲大社の出入り口。日本の神社の中では伊勢神宮に次いで格式の高い神社でしょう。

戦前まで存在した近代社各制度では唯一「大社」の名乗っていました。

本殿に向かう参道は下り坂になっているのが特徴です。

日本神話で最も有名な話と思われる「因幡の白兎」の場面を再現した銅像。

出雲大社はこの神話に登場する大国主大神を祀っています。

これが出雲大社のシンボルである拝殿。

これは戦後に再建されたもので、先代の建物は火の不始末で燃えたようです。

拝殿の奥にあるのが出雲大社で最も神聖な建物である本殿です。

八足門。この門と柵の向こう側が出雲大社の本体と言えるべき場所でしょうか。

当然ながら一般人が立ち入ることはできません。

この中で一番高い建物が本殿です。

高さ24mというとんでもない大きさの社殿ですが、平安時代はこの倍の大きさがあったようです。

さらにその前の時代には現在の3倍の大きさがあったと伝わっています。

神楽殿。超巨大なしめ縄が特徴です。結婚式なども行われるようです。

隣には日本一でかい日章旗が掲揚されています。

出雲大社から10分ほど歩いて稲佐の浜へ行きました。

国譲り、国引き神話の舞台とされており、出雲大社とセットで訪れておきたい名所です。

稲佐の浜で最も目を引くのが弁天島。海の神様を祀っているようです。

稲佐の浜全景。稲佐の浜から北側はかなり山がちな地形です。

南側へは「薗の長浜」と呼ばれる真っすぐな海岸線がずっと続き、奥には三瓶山が見えます。

国引き神話では三瓶山と稲佐の浜・島根半島をつなぐ綱とされています。

稲佐の浜を境に地形の雰囲気が随分変わるため、神話の舞台になったのかもしれません。