青森市の概要
青森市は青森県の県庁所在地で人口は約26万人です。
市の北側にある青森湾は天然の良港として機能し、青森は港町として発展しました。
明治時代になると青森は県のほぼ中央にあり、北海道など各方面へのアクセスが便利なことから、弘前に代わり県庁所在地となりました。
鉄道の時代になると青森駅が設置され当駅と函館を結ぶ青函連絡船が就航するようになります。
青森駅には北海道へ向かう列車や人が多く押し寄せ、広大な敷地を擁していました。
北海道の玄関口としての意味合いが強くなった青森市ですが、青函トンネルの開通でその役割は終わりました。
市内散策(2024/03/08)
こちらが青森駅です。現在の駅ビルは2024年に開業した新しいもので、青函連絡船が就航していた頃の名残は時代と共に薄れています。
青森駅周辺。駅は市の中心街の西端に位置します。
市街地からは外れていますが、駅周辺にはかつての鉄道用地を再開発した観光施設が多く建っており、駅からあまり離れなくても十分楽しめます。
目抜き通りである寺町通り。商店街が形成されており、駅の周辺はかなり賑わっているように感じます。
青森港の跡地にある青森観光物産館アスパム。
「A」の文字を模ったデザインが特徴的です。
青森市内で一番高い建物で、スクリーンやレストラン、展望台などを併設しています。
展望台から青森市街地を眺望。奥に見える山は八甲田山です。
向こうは天気が悪そうです。
展望台の東側。このアスパムを含め公園として整備されている場所は全て青森港の一部で、線路も敷かれていました。
奥に見える陸地は夏泊半島です。
展望台の西側。手前にある橋は青森市のシンボルでもある青森ベイブリッジです。
これも青森港の再開発事業で整備されました。
奥には岩木山も見えますが、午後だったため雲に隠れていました。
展望台の北側。この海は青森湾で、奥に見える陸地が下北半島と津軽半島です。
この半島の間の海を越えると津軽海峡となります。
天気が良いと北海道が見えるようですが、よっぽど天気が良くて空気が澄んでいないとみることはできないと思います。
そのくらい北海道は遠いのです。
こちらも今では青森のシンボルとなっている青函連絡船八甲田丸です。
青函連絡船が廃止される直前まで実際に使用されていました。
現在は「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」という博物館、保存施設となっています。
貨物列車をそのままを船に積み込むための接岸が3つあり、現在は2個目の接岸の一部が保存され、八甲田丸もそこに係留されています。
「津軽海峡冬景色」の歌碑。
ボタンを押せば歌が流れることで有名ですが、訪問時は故障していました。
飲食店やお土産屋が入居する「A-FACTORY」とねぶたの保存・展示を行う「ねぶたの家ワ・ラッセ」。
これらがある場所は元々全て鉄道用地でした。
鉄道の時代が終わり、青函連絡船の就航が無くなった現在、青森駅周辺は青森市の観光拠点として整備されました。
以下、青森の名物です。