2019年まで長野総合車両センターには183・189系が所属していました。
同時期に活躍していた豊田車両センターの183・189系に比べると汚さが目立っていましたが、それもそれで一つの味でした。
主に臨時運用の「あずさ」、「かいじ」、「ムーンライト信州」、「妙高号」、「しなのサンライズ」、「おはようライナー」などで使用されていました。
ここでは最後まで残っていた4編成を紹介します。
N101編成
▲国鉄色、特急シンボルマーク、絵幕を兼ねそろえており、鉄道マニアからは非常に人気が高かった。
<酒折ー甲府・2014-05-03>
N101編成は先頭車が183系、中間車は189系で構成されていました。
塗装は国鉄色、特急シンボルマークがついており、特急のヘッドマークも表示可能でした。
そのため、最も国鉄時代を体現した車両と言えました。
2015年に廃車されました。
▲当時の信越本線に臨時列車として乗り入れたN101編成。<牟礼・2015-03-07>
N102編成
▲長野から直江津を結んでいた快速「妙高号」で使用されていたN102編成。<古間ー牟礼・2015-03-07>
N102編成は全車両が長野運転所に配属されて以降、一度も長野から転属していませんでした。
塗装はあずさ色をまとっており、特急のヘッドマークも表示可能でした。
日本で最後まで残った189系で、2019年6月に廃車されました。
現在も先頭車が長野総合車両センターに保存(放置)されています。
▲波動運用の「あずさ号」で使用されていたN102編成。<酒折ー甲府・2015-05-02>
▲新宿から白馬を結んでいた夜行列車「ムーンライト信州」に使用されていたN102編成。<2013-08-03・新宿>
▲「ムーンライト信州」の送り込み回送<2017-03-18・塩崎ー韮崎>