畝傍駅

奈良県橿原市の代表駅です。

橿原市は神武天皇を祀る橿原神宮を始め多くの神社、古墳、史跡等を有する歴史都市である一方、大阪のベットタウンとして発展し奈良県第2の人口を有する都市となっています。

畝傍駅はJTB時刻表によると市の代表駅扱いされていますが、実態は近鉄の大和八木駅の方が市の中心駅となっています。

かつては橿原神宮への最寄り駅として栄え、天皇陛下が利用された実績もありますす。

しかし、現在は近鉄の橿原神宮駅前からアクセスするのが一般的で、かつての栄華を感じることはできません。

 

乗り入れ路線

・桜井線

 

駅舎。1940年の昭和天皇の橿原神宮行幸に合わせ改築された駅舎です。

橿原神宮の玄関口に相応しい重厚な駅舎です。

天皇陛下も利用され、貴賓室も設けられている駅舎ですが、老朽化により駅舎を改築する話も出ており、その先行きが不安視されています。

駅舎内。他の線内の駅舎に比べて凝った造りをしています。

改札口。国鉄時代末期に無人化されています。

ホームは少し高い所にあります。

ホームと駅舎の間に階段がありますが、木製の上屋と手すりが設置されています。

天皇陛下のご利用を見込んでいただけあり、とても豪華な造りです。

ホームは2面2線。

かなり長いホームと上屋が設置されていますが、今ではほとんど役に立っていません。

 

訪問日:2017/09/07