楚原駅
三重県いなべ市の代表駅です。
いなべ市は員弁郡の4町が合併して誕生した市です。
市名は市内を流れる員弁川が由来です。
楚原駅は約半数の列車が折り返す主要駅で、当駅から先は本数が半減します。
駅は住宅街のど真ん中にあり、市の代表駅という雰囲気は殆ど感じられません。
乗り入れ路線
・三岐鉄道北勢線
駅舎。平屋建てのコンクリート駅舎です。
近鉄時代から使用されている数少ない駅舎です。
切符売り場。自動券売機が設置されており、窓口も営業しています。
改札口。自動改札機が設置されています。
独立した待合室も設置されています。
ホームは2面2線。
駅の近くには「ねじり橋」と「めがね橋」と呼ばれる貴重な橋が現存しています。
この橋はねじり橋と呼ばれ、正式名称は「六把野井水挟橋」です。
ねじられたアーチが特徴的でこのような形状の橋は他にありません。
こちらは「めがね橋」。正式名称は「明智川挟橋」です。
めがね橋と呼ばれる橋は全国にありますが、コンクリートブロック製のものは大変珍しいです。
どちらの橋も土木学会選奨土木遺産に指定されています。
めがね橋を渡る北勢線の列車。