武豊駅
愛知県知多郡武豊町にある駅です。
武豊線の終着駅となっていますが、実際には愛知県内初の鉄道の起点として開業しました。
武豊線は元々東海道本線を建設するための物資を運ぶために敷設された路線で、武豊駅は港からの物資を運び込む拠点でした。
開業時駅はもっと臨海部にありましたが、6年後に現在の位置に移転し元々あった駅は「武豊港駅」という貨物駅として使用されていましたが、武豊港駅は後に廃止されました。
乗り入れ路線
・武豊線
駅舎。平屋建ての木造駅舎です。
町の中心部からは離れており、駅周辺は閑散としています。
駅舎内。集中旅客サービスの導入により無人化されました。
改札口。簡易型の自動改札機が設置されています。
ホームは1面1線。側線が敷かれています。
昔はこの先にある武豊港駅まで線路が伸びています。
駅から徒歩15分ほどの所に旧武豊港駅跡があります。
ここの名物は線路が直角に交差する転車台です。
このような転車台は日本でこの1基のみで、国の登録有形文化財に指定されています。
解説板によると、貨車を他の線路に効率的に転線させるため、このような転車台が設置されたようです。
ちなみにこの転車台を発見したのは地元の小学生で、それをきっかけに保存・修繕がなされたようです。