小和田駅

静岡県浜松市天竜区にある駅です。

2023年版秘境駅ランキング第3位に君臨する日本トップクラスの秘境駅で、「飯田線=秘境駅」のイメージを決定づけた伝説級の秘境駅です。

列車以外の到達手段が無いほどの秘境にあり、存在意義が疑われる駅ですが、昔は駅周辺に集落がありました。

佐久間ダムの建設により駅周辺の集落は水没し、駅だけが取り残されました。

1993年に天皇陛下と雅子様がご成婚された際には、雅子様の旧姓と同じという理由で一時期脚光を浴びましたが、現在では日本屈指の秘境駅として多くの人が訪問しています。

 

乗り入れ路線

・飯田線

 

駅舎。平屋建ての木造駅舎です。

今にも崩れそうな古い駅舎がより一層駅の雰囲気を掻き立てています。

駅舎遠景。

駅前。この通り本当に何もありません。

天竜川の対岸に道路がありますが橋が架かっておらず、対岸からのアクセスは不可能です。

駅の近くには数軒の民家がありますが、全て廃墟と化しています。

最寄りの塩沢集落までは約1時間歩くとアクセスできるようですが、遭難しかねないため生半可な気持ちで行くのはやめた方が無難です。

駅へ通じる唯一の道。当然ながら車、バイクなどでのアクセスはできません。

駅の近くから見た天竜川。

佐久間ダムができる前はこの下に集落があったようです。

駅の近くに棄てられた三輪トラックの廃車体。

今や小和田駅周辺の名物となっています。

窓口跡。荷物用の窓口の跡も残っています。

JR東海は無人化された駅舎の窓口を板などでふさぐ傾向にありますが、観光用のためかそのまま残されています。

改札口。

オフィスデスクが置かれており、そこには約30年分の駅ノートが置かれています。

ホームは1面1線。

昔は2面2線でしたが、線路は剥がされています。

木製の非常にレトロな駅名標が設置されています。

駅の近くに3県境が集まっています。

実際には天竜川の真ん中で合流しているため、跨ぐことは不可能です。

 

訪問日:2020/03/28