東成田駅
千葉県成田市にある駅です。
元々は「成田空港駅」として開業し、空港アクセス駅の役割を担っていました。
しかし、1992年に成田空港のターミナルに直結する成田空港線が開業すると、空港アクセス駅の座は空港第2ビル駅、成田空港駅に譲りました。
空港アクセス駅と言いながら空港のターミナルまでは距離があり、お世辞にも便利な駅とは言えませんでした。
現在では空港アクセス駅の名残を残す廃墟のような駅として知られていますが、空港関係者の利用が多く存在意義が全く無いわけではありません。
京成線と芝山鉄道線が乗り入れていますが、当駅で折り返す列車は基本ありません。
乗り入れ路線
・京成電鉄京成東成田線
・芝山鉄道芝山鉄道線
駅入り口。空港アクセス駅の雰囲気が今でも残っていますが、人がほとんどおらず不気味に佇んでいます。
駅周辺の様子。管制塔が見えます。
空港のど真ん中に駅はあり、人気は殆どありません。
封鎖された出入り口。
駅入り口。空港アクセス駅だけあり非常に立派な造りです。
第5ゲート。警備員が常駐していますが、特に何もしなければ問題なく通れるようです。
地上に登る階段。
エスカレーターは停止しています。
コンコース。昔は多くの人で賑わったはずですが、今では人っ子一人いません。
切符売り場と改札口。
東成田駅に降格した際に設置されたと思われます。
芝山千代田方面はICカードで利用することができません。
壁の奥には売店やかつての改札口があります。
ホームへの階段と改札口までは随分と距離があります。
ホームは1面2線。
成田空港駅時代は2面4線でした。
旧ホーム。成田空港駅時代に使用されていたホームは現在も残っています。
駅名標や広告は当時のままです。
旧ホームの線路は残っており、現在も留置線として使用されているようです。
改札口とホームを結ぶエスカレーター。
地上に上がるエスカレーター同様、稼働していません。
もう片方は埋められています。
ホーム上には会議室にある長机の天板を張り付けたようなベンチが設置されています。
東成田駅へは空港第2ビル駅から連絡通路を歩いてアクセスできます。
こちらは空港第2ビル駅側の出入り口。
芝山鉄道は「日本一短い鉄道」であることが強調されています。
空港第2ビル駅と東成田駅は約500mほど離れており、その間延々とこのような連絡通路が続きます。
自分の足音しか聞こえないほど静寂に包まれています。
ドラクエのダンジョンみたいです。
東成田駅からみた連絡口。
訪問日:2022/06/22