湯田中駅

長野県下高井郡山ノ内町の中心駅です。

長野電鉄長野線の終着駅で、湯田中温泉や志賀高原、地獄谷野猿公苑への玄関口となっています。

駅は40‰の急勾配を登り切った先にあり、長野線では最も標高が高い駅となっています。

 

乗り入れ路線

・長野電鉄長野線

 

駅舎。1955年に改築された駅舎です。

改札口。

駅舎内には観光案内所やバスの切符売り場が併設されています。

ホームは1面1線。

かつては2面2線で左側にホームの跡があります。

スイッチバック解消のため、2006年に現在の形に改良されました。

駅の裏手には旧湯田中駅舎が保存されています。

この右側には日帰り温泉施設があり、旧駅舎は休憩施設として利用されています。

なお、旧湯田中駅舎は国の登録有形文化財に登録されています。

現在長野線の線路は道路の手前で途切れていますが、昔はスイッチバックを行うため踏切が設置されていました。

反対方向を向くと空き地が広がっていますが、ここには線路が敷かれていました。

晩年はあまり使われていなかったようです。

湯田中駅のスイッチバックは3両編成の列車を停めるために発生しました。

ホームを延伸する際、駅の奥側には県道があり延伸できないため、手前にホームを延伸することになりました。

しかし、40‰の坂の途上にホームを設置することはできないため、本線からズレた平坦な土地にホームが延伸されました。

恐らく写真の左側に延伸されたホームがあったと思われます。

3両編成の列車はいったんホームを通り過ぎたあと、バックして平坦なホームに停車させるという面倒なことをしていました。

スイッチバックが廃止された理由は元ロマンスカーの1000系を導入する際、高運転台ではバック運転が危険と判断されたためです。

 

訪問日:2024/01/14