勝沼ぶどう郷駅
山梨県甲州市にある駅です。
2005年まで住所は東山梨郡勝沼町でした。
元々「勝沼」駅として開業しましたが、1993年にブドウの産地をアピールするため現在の駅名に改称されました。
現在では地名と地元の名産物等を組み合わせた駅名は珍しくありませんが、その先駆けとなりました。
駅は急こう配の途上にあり、複線化されるまではスイッチバックを行っていました。
普段特急列車は停まりませんが、観光シーズンには一部の列車が停車します。
乗り入れ路線
・中央本線
駅舎。2階建てのコンクリート駅舎です。
ワインショップや観光案内所が併設されておりかなり大きな駅舎です。
駅前。駅は甲府盆地を囲む山の淵にあり、勝沼の市街地からはかなり離れています。
駅からはぶどうの丘と甲府盆地、富士山や南アルプスといった山々を眺めることができます。
中央本線沿線でも有数の絶景ポイントです。
駅舎内には観光案内所やワインショップが入居しています。
改札口。みどりの窓口は指定券券売機に置き換えられました。
ホームは1面2線。駅周辺には多くの桜の木が植えられています。
ホームがある築堤の下にはスイッチバック時代のホームが残されており、公園として整備されています。
復元された駅名標。「はじかの」は当時の甲斐大和駅の駅名です。
かつての鉄橋が遊歩道として整備されています。
駅の近くにはEF64形18号機が静態保存されています。
雨ざらしながら定期的に整備がされているようで、かなり綺麗な状態です。
この他複線化により廃止された旧深沢トンネル、大日影トンネルも整備され保存されており、勝沼ぶどう郷駅周辺には古い時代の中央本線の遺構が多く残っています。