軽井沢駅
長野県北佐久郡軽井沢町の代表駅です。
軽井沢は江戸時代、中山道の宿場町が置かれていました。
中山道屈指の難所である碓氷峠の麓にあることもあり、中山道で最も栄えた宿場町の一つでした。
明治時代以降は避暑地、別荘地として開発が進み、長野県内屈指の観光地として賑わっています。
軽井沢駅はかつて碓氷峠越えの拠点として賑わまいましたが、北陸新幹線の開業により横川から軽井沢の区間は廃止され現在は終着駅となっています。
また、北陸新幹線開業により軽井沢から篠ノ井の在来線区間はしなの鉄道に移管されており、在来線の軽井沢駅の規模は随分縮小されました。
一方、北陸新幹線の開業によって東京から軽井沢までの所要時間は約1時間強に短縮され、軽井沢に大きな経済効果をもたらしています。かがやきは通過しますが、ほとんどのはくたかとあさまが停車します。
乗り入れ路線
・北陸新幹線
・しなの鉄道しなの鉄道線
北口。3階建ての橋上駅舎です。
北陸新幹線開業を期に改築されました。
北口駅前。観光地の玄関口らしくお土産屋などが並んでいます。
南口。こちらは橋上駅舎化により整備されたエリアです。
旧駅舎。北陸新幹線開業前まで使用されていました。
一度解体されましたが、「軽井沢駅舎記念館」として復元されました。
その後、2017年にしなの鉄道の駅舎として再び使用されるようになりました。
駅舎内。自動券売機が設置されていますが、後付け感がすごいです。。
改札口。こちらは昔ながらの雰囲気です。
自由通路。
しなの鉄道乗り場入り口。峠の釜めしもちゃんと販売されています。
荻野屋が営業するそば屋もあります。
新幹線乗り場入り口。
在来線ホームは1面2線。かつては2面3線だったようです。
新幹線ホームは2面4線。
かつてはこの倍くらいホームが長かったのですが、現在は短編成のローカル列車しか発着していないため、横川方面のホームの一部は立ち入り禁止になっています。
駅構内には碓氷峠を越えるために造った電気機関車FE63-2号機が保存されています。
この他アプト式電気機関車EC40形も保存されています。
EF63-2号機が展示されているホームが旧1番線です。
横川側には広大な敷地が広がっていましたが、現在撤去作業が進んでいます。
不要な鉄道用地を再開発することは当然の流れですが、横軽区間の遺構が失われることは寂しいことです。
撤去前の様子。ずっと放置されていたため荒れ放題でした。
軽井沢駅で保存されていた湘南色の169系。
その後子供向け遊具として真っ黄色に塗られ、子供向け遊具として使用されていましたが、2021年に撤去・解体されました。