水上駅

群馬県利根郡みなかみ町の代表駅です。

みなかみ町は群馬県の最北にある町で新潟県と県境を接する町です。

町内には水上温泉郷を始め多くの温泉地があり、昭和の団体旅行全盛期には温泉歓楽街として賑わいましたが、バブル崩壊後は時代の流れに着いていけず廃墟化した巨大ホテルが点在している状態になっています。

水上駅は上越国境越えの拠点として巨大な機関区が置かれていました。また、水上温泉郷の玄関口となっていたため、多くの利用客で賑わいました。

その後、機関区は廃止され、新幹線のルートからも外れ、水上温泉郷自体が衰退し、特急みなかみも廃止されたことにより水上駅の地位はどんどん低下していきました。

しかし、2018年から臨時で運行されているSLみなかみ号が発着するときばかりは多くの観光客で賑わいます。

現在でも高崎支社と新潟支社の境であるため、当駅での乗り換えは必ず必要になります。

 

乗り入れ路線

・上越線

 

2階建ての大きな駅舎です。入り口部分だけ増設されています。現在はもっと綺麗に改装されています。

駅前。道路沿いにお土産屋が並んでいます。

切符売り場。10年前からすでにみどりの窓口は閉鎖されていました。

改札口。一日300人ほどしか利用客がいませんが自動改札機が設置されています。

まだキオスクが営業しているかは不明です。

ホームは2面3線。線路は大きくカーブしています。跨線橋はかなりの年代物に感じます。

高崎支社の107系と新潟支社の115系。もうこの光景を見ることはできません。

上越国境越え区間は非常に本数が少ないことで知られており、1日5往復しか列車がありません。

水上機関区跡には現役の転車台が残っています。SLみなかみはこの転車台を使用して方向転換します。

展示されているD51形745号機。現在はもっと綺麗に整備されているようです。