20240430110258RiWGfPpz7u_kNh3FWu2xkA.pdf (tobu.co.jp)

 

令和6年度の関東大手私鉄の設備投資計画についての記事を書きたいと思います。

 

1回目は4月30日発表の東武鉄道です。全体はリンク先を参照願います。

 

東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、「人にやさしく 人と地域が共に輝きつづける社会」の 実現を目指し、2024年度鉄道事業において総額403億円の設備投資を行います。主な内容は 以下のとおりです。

 

【とうきょうスカイツリー駅付近高架化】 

とうきょうスカイツリー駅付近(とうきょうスカイツ リー~曳舟駅間)では、墨田区が施行する都市計画事業 として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度 は、引き続き下り線高架橋工事を推進します。この事業 が完了すると1か所の踏切が廃止されます。

 【春日部駅付近高架化】

 春日部駅付近(一ノ割~北春日部駅間、八木崎~藤の牛 島駅間)では、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立 体交差化工事を施行中です。2024年度は、東武スカイツ リーライン上り仮線切替え工事を実施するほか、下り仮線工 事を推進します。この事業が完了すると10か所の踏切が廃 止されます。

 【大山駅付近高架化】

 大山駅付近(下板橋~中板橋駅間)では、東京都が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事 について2022年度に施行協定を締結しました。2024年度は、引き続き工事着手に向け設計業 務・準備工事などを推進します。この事業が完了すると8か所の踏切が廃止されます。

 【清水公園~梅郷駅間高架化】

 清水公園~梅郷駅間では、千葉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。 2023年度は、野田市駅新駅舎の供用開始および2面4線化が完了しました。2024年度は、事業 完了に向け高架下整備などを実施します。

 

◆東武アーバンパークラインに新型車両80000系を導入 

東武アーバンパークラインに新型車両80000系を2025年春以降順次導入します。この車両は、 「子育て世代に優しい車両」をコンセプトに、ベビーカーをご利用のお客様が車内で快適にお過ごしいただ けるよう『たのしーと』を設定します。また、熱損失が少なく高効率な新型モータと、電力を効率的に運用 できる車上バッテリシステムを搭載することで、使用電力量を削減し環境負荷低減を実現します。2024 年度は5編成25両の車両製作を進めます。

 

 ◆ 東上線で運行する9000系車両の代替更新 △80000系 たのしーと 東上線で運行する9000系車両については、新型車両への代替更新を計画しています。2024年 度は新型車両の設計業務を実施します。

 

車両関係はアーバンパークラインに80000系の投入と東上線の9000系の置き換え。80000系が登場するという事は、インフレナンバーの8000系と車番が被る可能性があり、8000系の淘汰がさらに進みそうだ。また、9000系も副都心対応のリニューアル工事から15年以上になり、チョッパ制御ということもあり、今年度に設計に入る。