2024(令和6)年5月17日、改正道路交通法が可決・成立しました。

 

 16歳以上を対象に適用され、自転車も自動車・単車と同様に交通違反に対して反則金を納付させる、いわゆる[青切符]が導入されます。

 

 対象となる違反は113…。なかなか多いです。

 主なものを取り上げます。

 

 ▽信号無視
 ▽例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
 ▽一時不停止
 ▽携帯電話を使用しながら運転すること
 ▽右側通行などの通行区分違反
 ▽自転車の通行が禁止されている場所を通ること
 ▽遮断機が下りている踏切に立ち入ること
 ▽ブレーキが利かない自転車に乗ること
 ▽傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転するなど、都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反する行為

 

 反則金は、5,000円~12,000円になる見込みです。

 

 青切符の制度は公布から2年以内、ながら運転・酒気帯運転の罰則は公布から6か月以内に施行されます。

 

※青切符と赤切符は刑事上の責任に関する書類で、以下のような違いがあります。
・青切符

 軽い違反に交付され、6点未満の点数違反となります。

 刑事上の責任は、反則金を支払うことで責任を問われることがありません。
 

・赤切符

 重い違反に交付され、6点以上の違反点数となります。

 刑事上の責任は、免許停止や取消となり、裁判が行われ罰金刑や懲役刑。

 前科がつくこととなります。