国土交通省によりますと『2023(令和5)年度からの建設業退職金共済(建退共)の建設キャリアアップシステム(CCUS)完全移行及びそれと連動したあらゆる工事におけるCCUS完全実施を目指す』とあります。そもそも建設キャリアアップシステム(CCUS)とは何でしょう?
1 建設キャリアアップシステム(CCUS)の概要
2 建設キャリアアップシステムの目的
(1)技能者の就業履歴を蓄積し、保有資格などと合わせて能力を評価し処遇の改善を図る
(2)技能者のキャリアパスを明確にして、若い世代の入職者を増やす
(3)優秀な技能者を抱える専門工事業者の施工能力を[見える化]して、競争力を高め、かつ、業界の健全化を図る
3 建設キャリアアップシステムのメリット・デメリット
(1)事業者
○…経営事項審査の加点。施工能力・社会保険加入状況の見える化。
×…登録料・管理者ID利用料
(2)元請事業者
○…現場管理の効率化。事務作業の省力化。
×…現場利用料
(3)技能者
○…技能の適正な評価。キャリアの見える化。建退共の掛金の確実な充当。
×…技能者登録料