「 三菱 アウトランダー GN0W アライメント調整 」です
ちょっと前に セッティングさせて頂きましたが ・・・
「 タイヤを交換して 足をちょっといじっちゃったので 」
ということで 再度 御入庫です
タイヤは ・・・
以前は これ
今回は これ
そう ・・・「 インチダウン 」です
これは なかなか
「 通好み の チューニング 」ですねえ ( 笑 )
これ 良く「 競技してる人が やります 」ねえ
理由は いくつかありますが
「 扁平率が強いタイヤ 」ってのは
実は 「 タイムを追求しているタイヤ 」ってのは
少なくて ・・・
「 バリバリの競技用タイヤ 」ってのは
意外と 「 扁平率は大したことない 」ってのが
良く 在りますね
また 「 タイヤが メーカーより供給されている 」
一部ドライバー以外は
プライベーターにとって
「 タイヤのコストは なかなかにつらい 」ので
「 より安価で 性能の良いもの 」は
扁平率が低いものが多いからですねえ ・・・
また 「 一般車として 」なら
「 ハイトが高いタイヤ 」は
見ての通り「 第二のサス 」としての
「 ストロークが大きく 柔らかい 」と 言う
大きなメリットが在りますね
ノーマルタイヤの扁平率が 低いのも
主に この理由ですね
では 「 なぜ 扁平率の高いタイヤを入れるのか ?」 は
「 横剛性が高い 」ので
「 ステアリングに対する反応が早い 」のと ・・
「 見た目がカッコイイ 」( 爆笑 )
のと ・・・・
一番大きな理由は
「 大きなブレーキシステムが 入る 」からですね
以前にも書きましたが
「 ブレーキとは
運動エネルギーを
熱エネルギーに変える
エネルギー変換装置 」
なので
出来るだけ 半径が大きい方が
「 テコの原理で 小さい力で 止められる 」し
「 1周が長い方が 少しでも 冷える時間が稼げる 」
「 タイロッドを 前引きにすると
キャリパーを後ろにしたときに
風を当てやすくなる 」
からですね
そう 今の ブレーキシステムは
市販車なら 「 回生ブレーキを除けば 」
ほぼ 100% 「 空冷 」ですから ・・・
レース用では 「 水冷ブレーキ 」も在りましたが
現在では 「 カーボンローター 」の使用も在り
( 超高熱でも耐え 摩擦係数が確保できる )
水冷ブレーキは 絶滅しましたね ~
ただ 自分は 「 回生ブレーキ 」は
素晴らしいと思います
「 運動エネルギーを
電気エネルギーに
変えて 蓄える 」のは
素晴らしいです
特に 「 超高速からの制動に 有効 」の
はずですので
将来的には 「 極低速からの停止 」の補助に
現在の 「 機械式空冷ブレーキ 」を 使用して
高速からの停止は
「 メインを 回生ブレーキに頼る 」
という流れになってゆくと思いますわ
できれば 「 ハイブリッド や EVだけでなく
普通のガソリン自動車でも 回生ブレーキ使って
バッテリーに充電できるように
して欲しいなあ ・・・
オルタネーターは 回生ブレーキの
「 補助 」として 負担を減らして ・・・
では 受け入れでの 試運転 ・・・
うん そんなに 変な感じは しませんが ・・・
上げて 準備 ・・・
降ろして 測定 !
前は まあまあ ・・
リアは 右が 全滅 ・・・・
オーナーさんが
「 カム ちょっと 痛めてしまったんですよ 」
と おっしゃっておられましたが ・・
あ ここですね ( 笑 )
全然 大丈夫ですよ
カムなんぞ
「 本締めしてしまえば 関係ない 」ので
「 調整に ちょっと コツがいる 」ようになるだけで ・・・
では 上手く カムに負担掛けないように
ブッシュをねじらないように ・・・
上手く 動かしてゆきます
ここを仕上げりゃ
あとは 簡単 ・・・
履歴も分かっているので サクサクと ( 笑 )
終わって
試運転して 何度か 修正入れて 終了です
激戦のあと ( 爆笑 )
いつも 有難う御座います
あとは アーム類や ナックルのボルトは
「 弛めただけで アウト 」なので
必要が無い限り そのままにしておいてもらうのが
良いと思います
大事にしてあげて下さいね