「 ポルシェ 987ボクスター アライメント調整 」です
このモデルも ま ～ ・・
「 飽きるほどやりました 」（ 爆笑 ）
ポルシェは ほんとに 多くのモデル
やらせて頂きましたが
特に多かったのが
「 964、993、996、986、997，987 系 」ですわ
ほぼすべてのモデルを
来る日も 来る日も
飽きるほど やっとりましたわ （ 懐 ）
最初に 911を試運転したのが
「 964ターボ 」でしたねえ
もう 30年近く前ですが ・・・
911系で 感心したのが
「 楽しい 」こと
自分は
「 官能的な イタリアンスーパーカー」
「 理詰めのポルシェ 」
って 思っていたんですが
「 楽しさ 」では
「 ポルシェ 」
（ と、 意外でしょうが C5以降のコルベットも ）
の方が 「 楽しさ 」では
「 濃かった 」ですわ （ 笑 ）
ただ 、当時の
「 フェラーリのフラッグシップ 」の
「 テスタロッサ系 」は
「 確信犯的に 上手く 」て
大きく 重い フラット12エンジン を
「 後方の とんでもなく高い位置 」に
マウントしてます
レーシングカーでは
「 絶対にやりません 」
けど ・・・・
こんなことすると どうなるか ？？？
運動性能としては良く無いですが
「 ストラダーレモデル 」としてみれば
アクセルを深く踏み込めば
「 頭のすぐ後ろで 12気筒が
脳の溶けるような 素晴らしい
シンフォニーを奏でる 」
という メリットが在りますね
フェラーリとすれば
「 コーナリングスピードを 数キロ上げる 」
よりも
「 官能的なサウンドを
オーナーに届ける方が 大切だ 」
と 考えてたんでしょうね ～ （ 笑 ）
自分も 「 正しい 」と思いますわ
そう 「 スポーツカー 」は
「 オーナーを感動させるのが仕事 」で
「 速く走ること 」は
そう大切では 無いんですわ ・・・・
まあ その後は
ポルシェに 対抗するように
フェラーリも ランボルギーニ も
競い合うように
本気で速さを追求し始めますが ・・・
けど ・・・
「 1000馬力 350ｋｍ/ｈオーバー 」って ・・・
「 要ります ？ 」（ 爆笑 ）
ということで
この個体は オーナーさんは
またまた 「 元 ドライバー 」さんで
造詣も 深いです
「 どうも ステアリングフィールが 良くない気がする 」
ということで 御入庫です
では 受け入れでの試運転
うん、特にそんなに悪いって 感じでは無いのですが
なんとなく ・・・
いつもの987とは 少し違うような ？
「 トーがきついの 」か ？
「 タイヤが 古い 」のか
何だろ ？
まあ 診てみましょうね
上げてみて ・・・
ガタ等は 問題無し （ 喜 ）
降ろしたら ・・・
測定！！！
あれぇ ？？？？ 数字は ・・・
「 凄く 綺麗 」（ 苦笑 ）
それも ・・・
「 ノーマルデータでもありません 」
なんか うちのセッティングに 近い ・・・
潜ってみると
やはり 「 過去に 誰かが やっとる 」なあ ・・
それも 「上手い 」のが ・・
う ～ ん ・・
「 わずかな 違和感 」は
調べてみると
タイヤは 溝は ちゃんと在りますが
結構 「 古い 」ですねえ
なら、このタイヤに合わせて
出来る限りのことは
やりましょう ！
作業そのものは ・・・・
飽きるほど やった 987系 なので
締め付けトルクなんぞ 全部 覚えとります （ 自慢 ）
覚えとります ・・・覚えてるよなあ ・・・・
やっぱり 確認しとこ （ 爆笑 ）
ちょと 怪しかったのですが
記憶 ちゃんと 合ってました
けど ・・・自分の記憶なんてものは
「 当てにならん 」ですから （ 爆笑 ）
サクサク 進めてゆき
まあ 987系は やりやすいですねえ
良い車ですわ
「 ポルシェ 」分かっとるなあ （ 感心 ）
「 タイカン系 」は ・・・
ほんとにやりにくいが ・・・・（ 苦笑 ）
終了して
試運転 ・・・・
元が良かったんで
「 激変 」とは ならなかったですけど
良くなりました
オーナーさんと 交代して
「 プラシーボ効果かもしれんけど
良くなってる気がしますねえ 」
と 喜んで 頂けました
元が良かったので
そんなに 大きく数字は 替えてないのですが
さすが 「 ドライバー 」さん
やはり 「 鋭い 」ですわ
有難う御座いました
今後とも 宜しくお願いいたします
「 綺麗な 987嬢 」
大事にしてあげて下さいね
