08/20 (日)~ 08/23(水)の4日間 夏季休暇とさせて頂きます
御迷惑を お掛け致しますが 宜しく御願い致します
フジイア ライメントサービ ス
藤 井
「 シトロエン C5 ファイナルエディション アライメント調整 」です
何が「ファイナル 」かと いうと ・・・
「 ザ・シトロエン 」とも 言うべき
「 ハイドラクティブサスペンション 」の
ファイナルモデルですわ ( 笑 )
これ ・・・
一時は 「 マセラティ 」でも
やっとり( やらされて ? )ました ( 笑 )
なぜなら そんときゃ
マセラティ は 「 シトロエンの傘下 」だったから ・・
そう 「 メラク 」や 「 ボーラ 」
そして「 カムシン 」あたりですわ
ただ 自分も 最近知った のですが
「 ボーラ 」なども 後期モデル では
シトロエンとの提携が解消され
ハイドロの無い 通常のシステム に
変わっていたそうです
シトロエンの このシステム ・・・
平たく言うと ・・・
「 高圧の窒素ガス で 圧力をかけた 油 」を
封入した 「 蓄圧アキュムレーター 」を
使って ・・
「 窒素ガス を スプリングとして 」
「 オイルを ポンプにより
送ったり 戻したりして
車高をコントロールして 」
しかも
「 オイルの流路を 絞ったりして
ダンパーとしても 機能させ 」
このような 難しいコントロールを
「 フル機械式 」にて コントロール
していました
これ 調べてみると ・・
良く こんなこと思いついたなあ ( 驚 )
と 感心しますわ
ということで ・・・
受け入れでの 試運転 ・・・
メールにて
「 軽い左流れの他に高速安定性が悪いと感じてます 」
とお聞きしていましたが
乗ってみると
「 まあ 、そんなに悪くは無い 」の ですが
おっしゃる通り
「 軽い左流れ 」と
表現しずらいのですが
「 そこはかとない 頼りなさ 」は 感じますかね ?
では 頑張ろう !
この 「 ハイドロ 」は リフトに上げるのも
「 儀式 」が あります
バージョンが 新しいので
やり方が 変わっていないか 不安でしたが
オーナーさんが 手順を 教えて頂いて
以前と 変わっていない のが
判りました
まあ 単純に言うと ・・・
ハイドロ( 車高 )が 変化すると
油が タンク( 樹脂製 )に
出たり 戻ったりする ので
タンクの内圧が 変化して
最悪の場合 タンクが 壊れます
フタにも ちゃんと 空気穴はある のですが
小さくて 急激な変化には 追いつかないようで
事前に ・・
写真の「 タンクのフタ 」を 緩めておきます
タンクが 破裂してしまわないように ( 爆笑 )
締め忘れないように
うちでは 最後に締めるまで
ボンネットは 開けたまま に しておきます
上げたら あとは 普通に ・・・
下準備して ・・・
この時は すべての 部分のボルト類を
ちゃんと動くのを確認しておき ・・
始めれば
測定から
調整まで
「 一気に 」仕上げてゆきます
緊張しますが この作業時は
時間的には そんなに長くは無いですね
終わると また
手順通り「 儀式 」を 終えて ・・
試運転 ・・・
ちょこっと 手直し入れて ・・
( これも いちいち「 儀式 」を 行うので 大変 )
オーナーさんと 交代です
実は この個体
なかなか「 良く 」て
変えたのは そんなに 大きくは無い のですけど
オーナーさんは
「 え 、最初結構良くて ちょっと変えただけ ?
それで なんで こんなに変わるの ? 」
と 言って頂きました
自分も 判ってもらえて
「 嬉しい 」ですねえ
オーナーさんは
歴代 「 パリジェンヌ 」ばかりを
乗り継いだ 「 フランス車 党 」です
いつも 乗り換えのたびに
御入庫頂いて 有難う御座います
もう 珍しくなった
「 ザ・シトロエン 」の
「 ハイドラクティブサスペンション 」
で 飛んでいるように走る
「 孤高のパリジェンヌ 」
大事にしてあげてくださいね