「 マツダ CX-5 アライメント調整 」です
「 最近ビルシュタインを入れまして
アタリがついた頃にアライメント調整を
しようと思ってます。
HPを拝見して興味がわき
メールさせてもらいました。」
ということで 御入庫です
有難う御座います
では 受け入れでの試運転 ・・・
うん 特に変な感じは 在りませんね
好印象です
じゃ がんばろ ~
まず 上げます ・・・
上げなきゃ始まらん ( 笑 )
この 「ビルシュタイン 」ですが
確か 、世界で初めての
高圧ガスによる
キャビテーション ( かき回された時の泡の発生 )
を 抑える という 機構を採用したメーカーだったと思います
( うろ覚えなので 違ったら ごめんなさい )
当時 日本では レーシングマシンが 数周すると
「 ダンパーの能力低下による 操縦性の悪化 」に
悩まされていましたが
輸入されたレーシングマシン( ポルシェだったと思う )は
何十周でも 安定しているのが 不思議で
原因を調べると
「 ダンパー内部の オイルのキャビテーション 」
だった そうです
これが起こると 泡が ピストンを通過するときは
「 気体 」なので ほぼ ダンピングが 発生しなくなり
「 ノーダンパー状態 」になります
うぅ ・・・酔いそう ( 爆笑 )
以前 「 ビルシュタインの展示用 ガスの作動モデル 」
見たことが在りますが
筒が ガラスでできており
中の状態が見えるように なっていて
「 加圧した状態 」と
「 加圧していない状態 」が
目で見えるようになっていました
結果は 「 こんなに違うものか !! 」と
驚くほど ・・・
なんでもそうなんですけど
「 初めて 思いついてやった人 」は
「 それを真似て 同じようにした人 」の
「 1 億倍 偉い 」ですわ ( 爆笑 )
「 ポルシェ乗り 」の中にも
「 ビルシュタイン信者 」は ・・・ 多数存在してますね ( 笑 )
マツダ や スバル には 「 純正装着 」も 珍しくありません
ただ ・・・「 固い、柔らかい 」は
どのメーカーでも、どの方法でも
ダンパーメーカーや バネメーカーは
「 どうにでも 設定出来る 」ので
乗り味は まあ
「 バネ、ダンパーメーカーの 担当者の考え方次第 」ですわ
良くあるのが
「 プロドライバーを雇って サーキットで鍛え上げた 」
何てのは ・・・
「 公道では 使いもんにならん 」なんてこたぁ 良くあります
理由は簡単で
「 使用方法が違うから 」ですね
肝心の「 プロドライバー 」でも
「 公道で レーシングカーなんぞ 乗らん 」のですわ ・・・
なぜなら レーシングカーというのは
「 自動車の奇形 」ですから ・・・
一番極端なのは 「 ゼロヨンマシン 」です
目的は 「 まっすぐ加速して 10秒 持てばいい 」
ですから ・・・
「 レーシングマシンのバネ 」は
下手すりゃ ベースモデルの 「 3倍、5倍 」ですわ
サーキット以外は 走らず
保安基準も ユーザーのクレームも 気にする必要は無く
ドライバーが 乗りにくかろうが
辛かろうが ・・・
「 タイムが出る車が 良い車 」ですからね
まあ 、「 乗りにくい車は タイムが出ない 」
場合が 多いですけどね
実際 「 ポルシェの 997以降の カップカー 」や
「 フェラーリの 360以降のチャレンジ 」なんぞは
公道では 乗れたもんじゃ 在りませんね
で ・・・この 「 CX-5用 ビルシュタイン 」は
さすが 老舗だけあって
「 良いとこ突いてます 」( 喜 )
「 ノーマルより 少しスポーティ 」
( これ 加減が難しい )で いい感じです
いつものように レベル取ります
降ろして 測定 !
「 典型的な ローダウンのズレ 」ですね
フロントは ノーマルの時は
ほぼ メーカー純正値だったんだろうなあ ・・
って 感じですわ
リアは ばらすときに 構造上
「 バラバラになっちゃう 」んですけど
思ったより 状態が良い ・・・
たぶん 偶然でしょうけど ・・・
作業も 「 ごてる 」こともなく
スムースに進んでゆき
終了して 何度か 修正して
「 オーナーさんと 交代 」です
乗ってもらうと ・・・
「 なんか 良く判らん 」( 笑 )
まあ 今回は 思ったより
「 最初の状態が 良かった 」ので
分かりにくかったようですね
すみません ( 汗 )
これに 懲りずに 今後とも
「 宜しくお願いいたします 」( 感謝 )