お知らせ
アライメント「 年末は 大変 混みあいます 」
時間に 余裕が在る方は 11月中か 1月を お勧めいたします
「 ニッサン サニートラック アライメント調整 」です
「 サニトラのアライメント可能ですか?
現在真っ直ぐ走らない状況です。」
ということで 御入庫です
カッケー、この顔 ・・・
自分たちは 「 TS サニー 」の 印象が強いです
この顔の 「 B110サニー 」
当時 レースで 大暴れしていました
自分が 昔 Bライセンス 取得の際
骨を折ってくれた方も
御夫婦 共に B110での レースが経験が在り
「 鈴鹿 シルバーカップ 」では
「 サルーンクラス 」は
「 サルーンA 」、 「 サルーンB 」と 分かれており
違いは何だろう ???
と 疑問に思い 質問すると
「 あ ~ 台数が多かったので 一度に走れないので
A 、B、に 分けてあるの 」
なるほど ・・・・
「 大人気 」だったんだあ ・・・
この OHVエンジン
レース用 末期には 「 機械式インジェクション !! 」で
なんと !
「 10.000 rpm オーバー 」で 回っていたそうです
ここで ・・・一応 解説
なぜ 回転数が上がると 偉いのか ?
エンジンパワーの計算式は
トルク X 回転数 X 0.00136 ( 定数 )= 馬力( PS )
となります
なので 「 回転数に関しては 上昇に対し 比例する 」ことが
判ると思います
なので 「 トルクが 一定 」なら
1.000 rpm
( 単位 rpm は レボリューション . 回転 、パー . あたり、ミニッツ . 分
で 1 分あたりの回転と なります)
より
10.000rpm の方が 10倍偉い !
そして
100.000rpm の方が 100倍 偉い !!
のが 分かると思います
では
馬力 PS
( フェルデ, 馬 頭文字 P、シュテルケ , 力 頭文字 S、独語 )は
10.000rpm では 1.000rpm の 10倍になるのか ?
また 100.000rpm 回しゃ 100倍のパワーが ・・・ ( 笑 )
となるかと 言やぁ ~ ・・・・ ならんです ・・
おおざっぱに言えば
一回 当たりの シリンダーが
ちゃんと ガソリン ( 混合気 )を 食べられる
「 エンジンのお食事の時間 」が
回転が上がれば どんどん 減ってきます
なおかつ 「 よりたくさん食べようと 吸い込む 」ので
負圧が増し 、もっと 混合気は 薄くなります
また 回転上げすぎれば 各パーツの慣性が増し
耐えきれず 壊れてしまいます
なので 回転上げて トルクが下がり
「 上がってゆく回転と 下がってゆくトルクの 掛け算 」の
最大値が 最大出力となりますね
これが 「 ターボ 」なら 話は 変わり
「 お食事の時間が 短い 」のなら
ブロイラー宜しく
「 こちらから お口に ねじ込んであげましょう 」なので
高回転でも トルクの落ち込みを減らすことが出来
どんどん パワーが 出せて ・・・・
最後にゃ 壊れる ( 泣 )となります
これが 初期のレース用ターボ に
ブローが多かった一因ですね ~
話は戻り ・・・
自分は 「 機械式インジェクション !! 」の 車は
「 73の 911 カレラS 」と 「 73の 911 カレラRS 」の
2車種しか 乗ったことが在りませんが
当時の 「 完調の 機械式インジェクション 」
本当に驚きました !!
実は 神格化されている 「 RS 2.7 」より
「 S 2.4 」の方が 「 吹け上がりそのもの 」は
「 鋭い 」です
もちろん 「 RS 2.7 」の方が トルクが在り
「 車体を押し出す力 」は 在りますが
一番 びっくりしたのは
「 S 2.4 」の 「 カミソリのような 吹け上がり 」ですわ
始めて乗った時は
「 これ 、今の車より 速いんじゃねーか ??? 」
と思いましたわ ・・・
ただ 冷静になって 良く見ると
やたら ギアが 低くて 「 回転の上りは 鋭い 」のですが
「 そこまで 車速は高くない 」のですけど
まあ 間違いないのは
73年の 時点では
「 時代を 飛びぬけた 車 」でしたねえ
で 、この サニーの 「 OHV エンジン 」ですけど
なんとなく 自分 「 OHV 」好きで
「 C6 コルベット 」の 「 LS7 エンジン 」などは
「 素晴らしい名機 」ですわ
このモデルの「 A型エンジン 」も
「 OHVは 低回転 DOHC は 高回転 」という
定説を 覆すような 「 伝説の名機 」ですわねえ ・・・
で この個体は 「ノーマルに近い キャブ仕様 」ですけど
ま ~ 調子良い !!
エンジン掛ける時
ちょっと 燃圧かかるの 待って
祈るように セル回し 初爆を 探る ・・・までも無く ・・
ありゃ ? あっけなく 始動した ・・・( 笑 )
この子 何度も 試運転 繰り返しましたが
そのたび いとも あっけなく かかりました
完調のキャブは 何の 「 儀式 」もいりませんねえ ・・・
ヘタクソな アライメント屋には
「 ありがたい 、ありがたい 」( 爆笑 )
上げてみると リフト 軽々上がります ( 笑 )
この時代の車は 軽いですねえ
テンションは 「 クスコ 」です
良いパーツですが
古くなると 固着しがちなのが 玉にキズ ・・・( 笑 )
下準備して 降ろして ・・・
数字診ると ・・・
かなり 綺麗 ・・・
ステアリングセンターは かなり すれてますけど
トータル トー は かなり良い
こんなの 治すのは 簡単 ・・・
キャンバーも 数字は なかなか 良い
キャスターも 良いなあ ・・・
なんか 御自分で パーツ 組まれた そうですが
最初に造られたショップさん か ? 偶然か ?
相当 「 惜しかった 」です
なので ・・・
キャスター も ちょっと 変えまして ・・・
リアの軸は 綺麗に出てましたね ・・・
終了
チェックして
試運転繰り返して
少しずつ 詰めてゆき
終了です
オーナーさんと 交代して
「 そんなに 変えたわけじゃ無い と 聞いてましたが
乗ると 全然違います 」
と 喜んで もらえました
写真では 伝わるか 分かりませんが
内装まで まるで 「 新車 」のような
この子
大切にしてあげてくださいね