「 マツダ NA ロードスター アライメント調整 」 です

 

「 過去に アライメント済 」 だ そうですが

 

その時の 「 御担当者さんが 転勤してしまった 」 ので

 

アライメントのショップを 探していて

 

「 うちへの御入庫を 決めて頂いた 」 そうです

 

有難う御座います 

 

 

この 「 自動車世界史に残る 名車 NA ロードスター 」

 

自分が アライメント屋として 独立した時は

 

まだ 「 新車 売っていました 」 ( 笑 )

 

また 「 めちゃくちゃに 売れた車 」 なので

 

そんときゃ 「 珍しくもなんともなかった 」 んで

 

自分も 「 相当の数 やりましたわ 」 ( 爆笑 )

 

この 「 NA ロードスター 」 は

 

ほんとに 「 日本で作る スポーツカー 」 として

 

素晴らしい車でしたわ ・・・・・・

 

実は 日本では 

 

「 スーパースポーツ 」 、「 ハイパースポーツ 」 は

 

作ることが出来ません ・・・・

 

何故なら 「 お役所 が あるから 」 ( 苦笑 )

 

例えば 当時 、マツダが

 

「 6ローター トリプルターボ 1000PS 最高速度 350km 」 

 

なんての作って

 

「 世界中を ビビらしたろ 」 と思って

 

苦労して いろんな 規制を クリアして作っても ・・・

 

最後に 認可の時になると ・・・・

 

「 マツダさん こーゆうのは マズイ んじゃ ないですかぁ 」 

 

の 一言で 開発の苦労が 水の泡 ・・・・

 

( 法的には 「 出力も 最高速も 規定は無い 」 ので 

                            表立って ダメとは 言えん ・・・・ )

 

で 、お役所 とすれば

 

「 こんなゲテモノ 認可して 事故でも起こしゃ 責任問題だ 」

 

と 思っているのでしょうが ・・・・・

 

実のところは 

 

こういう車が サスが壊れて 大事故になり 人が死んでも

 

出火して 惨事になっても

 

「 製造メーカーに 改善命令出して リコールさせて 終わり 」 で

 

決して 「 認可した側が 責任を取ることは 無い 」 んですけどね ・・・・

 

何度も こういう 経験をしてきた 

 

上司の方も ・・・・

 

企画段階で 

 

「 こんなの お役所の認可が 下りるわけないだろ ! 」

 

と 一蹴し ・・・・

 

開発当初の 「 6ローター トリプルターボ 1000PS 」 が

 

いつの間にか ・・・ いろいろ 揉まれて ・・・・

 

市販時には 

 

「 2ローター NA 200PS 」 くらいに落ち着いて ・・・

 

親切にも 

 

「 最高速は 180km以上出ないように 細工して ・・・・  」( 大爆笑 )

 

まあ 、ほんとは 車 「 150PS もあれば 実用上 十分以上 」 で

 

問題なく 使えるんですけどね ・・・・

 

ただ 「 スーパースポーツ 」 の 仕事は

 

「 オーナーに 感動を与えること 」 と

 

「 庶民をビビらすこと 」 の 2つだけ ですからね ( 笑 )

 

( 実は 「 速いかどうか 」 は 市販モデルの場合 

      あまり関係無い ・・・ どうせ 全開になんかできんから ・・・  )

 

それには 「 有り余る 不必要なパワー 」 が 必要なんですわ ( 爆笑 )

 

なので こういう 「 バケモノ 」 は ほぼ全て

 

国全体が 理解のある  「 イタリアにて 造られる 」 んですわ

 

で ・・・・・

 

マツダは これを 逆に考え

 

「 パワーの無いスポーツカーを 造れば いいんじゃないか ? 」

 

もう 「 発想の逆転 」 ですね

 

だって 時代は 「 イケイケのバブルの時 」 ですよ !

 

車 「 高きゃ 高いほど売れる 」 時代で

 

パワーは ちょっとずつ お役所を 麻痺させながら ・・・・

 

少しでも 高く ・・・・ の時代に

 

良くも こんな 素晴らしい車 造れましたねえ ・・・・・ ( 感心 )

 

どうせ パワー無いんだから

 

「 小さく 」 、「 軽く 」 、「 簡素に 」

 

また 、

 

「 速度が低くとも 風を楽しめるように オープンに 」

 

しかも 「 安く 」

 

こんなもん 「 売れないわきゃー無い 」 ( 爆笑 )

 

「 世界一売れた スポーツカー 」 として 

 

ギネスにも載りました 

 

素晴らしい ・・・・

 

今なら 「 軽 」 にて このコンセプトで 

 

150万円で 出て欲しいなあ ・・・・

 

だって 「 S660 」 は 高すぎるから ・・・・ ( 笑 )

 

で この子は ・・・・

 

「 ちょっと 左流れがある 」 のと 

 

「 ステアリングのセンターずれ 」 が あるそうです

 

では 受け入れで試運転 ・・・・

 

うん 左流れは 「 ひどい 」 って訳ではありませんが

 

はっきり分かります

 

「 ステアリングのセンターずれ 」 も確認したんで

 

じゃ やりますかあ

 

 

降ろして ・・・・ レベル出し ・・・・

 

 

この辺は ・・・・ いつもと同じ 

 

 

1G 掛けて

 

 

クランプの補正 ・・・・

 

 

測定 ・・・・

 

うん 上手な人ですけど

 

うちとは 「 考え方が 違います 」 ね  

 

オーナーさんと 打合せして

 

「 うちの推奨セッティング 」 へと

 

 

各数字を 変えてゆきます

 

 

この 「 NA ロードスター 」 

 

セッティングの幅も広く 、作業も容易で

 

ある程度 「 どうにでもなる 」 ので

 

非常にやりがいのある車ですね ( 喜 )

 

 

終わって 試運転 ・・・

 

修正入れて 終わり ・・・・

 

その後 、オーナーさんより 2度にわたり メール頂き

 

今回は かなりの長文ですが 御紹介致しますね

 

1回目

 

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本日はご対応くださり、本当にありがとうございました。

 

超絶晴男も諦めざるを得ないほどのふざけた天候の中(笑)、

アシスタント? の方との阿吽の呼吸で、

文字通り「流れる」ように進んでいく作業の様は、

心身ともに「心地よい」の一言。

業界の裏話など諸々楽しいお話まで楽しませていただき、

文字通り「あっという間」の3時間でした。

会社勤め時分でも、

相当の営業マンでいらしたのだろうなぁと推察いたします。

 

帰路の印象ですが、2点あります。

1点目は、チェック試乗時に言及いたしました

「ステリングから伝わる滑らかな感触」に加え、

「ステアリングセンターの落ち着き」を感じました。

ドッシリしている、というか、座りが良い、というか…。

元々落ち着き感の薄いNAロードスター(笑)にとって、

今日のようなウェット路面は、

その落ち着きのなさが増長される

「危険なシチュエーション」なのですが、

そのシチュエーションにあって

あの落ち着き感は「ビックリ」の一言です。

これからは、安心して雨の日でも転がすことができます。

2点目は、アクセルのツキの良さ(改善?)です。

より少ない踏み込み加減で、同じような加速感が得られました。

高いギアほど、です。

恐らく燃費に多少なりとも効いてくるのではないか、

という予感を覚えています。

 

タイヤが正しい向きになり、

きれいに転がるようになったことで、

「変な抵抗」が無くなったがゆえの変化、

というのが素人なりの分析です。

まあ、素人の分析などどうでも良いことでして、

とにもかくにも「大満足!」の一言です!

 

さらに、藤井さん曰くの

アンダーステアな状態が正されたことで、

どれだけ曲がりやすく(曲げやすく)なったのか、

今度の峠詣でが楽しみ過ぎます!

こちらはこちらで、後日感想をお伝えしますね。

 

改めて、本日の質の高いお仕事に対して御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

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それと その後 もう 1通

 

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本日早朝、週末恒例の峠詣でに行ってきました。

 

まずは前段の話になりますが、

一昨日の帰路では気付かなかった追加の気付きが2点ありました。

1点目は、目地段差通過時の突き上げ感の劇的良化です。

調整前が「ドゴッ」という脳天に多少響く感覚だとすれは、

本日は「トンッ」という感じで、

思わず「へっ?」と声を上げてしまうくらいの穏やかな衝撃でした。

素人分析するには全く思いが及ばない、

嬉しい意味で「想定外の」現象でした。

2点目は、路面に刻まれた縦方向(=進行方向)の

溝に対する直進性維持です。

調整前は、この溝に対して

ハンドルが取られるような不安定な挙動を示していたのですが、

本日は一昨日同様のドッシリとした落ち着き感のままで通過できた次第です。

2点目については、やはり

タイヤの転がる向きが正されたことによる効果であろう、

という素人分析です(笑)。

 

前段はこのくらいにしまして、本題に移ります。

一言で表現すると

「イメージ通りの旋回挙動」を示してくれるようになった、

ということになります。

 

「一見さん」では確実に「ぅおっ!!」となってしまう

「左右旋回それぞれのクセ」があったのです。

そのクセが完全に解消されていました。

旋回側に振った、という予告をいただいていたわけですが、

様々な入力に対してのクルマの反応が「うん、そうそう!」と

思わず漏らしてしまうくらい素直な(=イメージ通りの)挙動でした。

 

グダグダ書き連ねていまいましたが、要は峠も「大満足!」の一言です(笑)。

 

いずれにしましても、費用対効果抜群のお仕事をしていただけたのだなぁ、

というのがトータルとしての結論です。

この車との付き合いの度が、ますます深まりそうです(笑)。

 

この度は、本当にありがとうございました。

 

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こちらの方こそ 御丁寧な リポート 有難う御座います

 

励みになります

 

こちらの方こそ 有難う御座いました

 

だんだん 希少になりつつある

 

「 自動車世界史に残る 名車 NA ロードスター 」

 

大事にしてあげてくださいね

 

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