「 ハイラックス アライメント調整 」 です
「 ハイリフトしたので アライメント 御願いします 」 で 御入庫です
では 受け入れで 試運転 ・・・・
う ~ ん 「 そんなに悪くはない 」 んですが ・・・・
やっぱり なんとなく安定感が無く ・・・・ タイヤかな ?
「 ハイリフト車にしては 良い 」 というべきか ?
判断に 「 迷う 」 ところですね ( 汗 )
とにかく 状態を 診てみましょう
迫力が あって カッコ良いです ( 喜 )
リフトで 上げるときは
「 おっかな びっくり 」 です
この手の 「 ハイリフト車 」 うかつにリフトに上げると
「 パイプや 配線 引きちぎる 」 場合もありますわ ・・・
丁寧に 様子を見ながら 上げてゆくと ・・・・
お ? このショップさんは きちんと その辺も考えて
組付けてありますね
「 手慣れてる 」 感じですわ ( 感心 )
大きく見えますが 「 20インチ 」 で
クランプは 難なく付きました ( 嬉 )
レベルも 普通に取って ・・・・
測定すると ・・・・
あれ ? キャンバーも トーも 凄く良いなあ ・・・・ ?
診てみると
あれ ? トーと キャンバーは 組付けた ショップさんで
「 できる限りのこと 」 は してあります
やってることは 「 正解 」 で 上手いです
こりゃ 微修正くらいかな ? でしたが ・・・・
キャスター 測って 不安定な 原因がわかりました
キャスターが 結構な勢いで 「 ネガティブ 」 です
おそらく ショップさんは
「 アライメントテスター無しで できる限り 良くしてあげよう 」
と作業されたのだと思います
キャスター以外は 凄く良かったです
パーツの 組み方も丁寧で 「 良いショップさん 」 だと思います
「 キャスターがネガティブ 」 ということは ステアリングは
「 中央が一番安定せず 常に左右に向かって 切れてゆこうとする 」
ですわ ・・・・
たとえて言うなら
「 丸いボウルの中に ビー玉を入れ ほっとくと 中央に戻る 」
のが 「 普通の プラスキャスタ 」 で
「 ひっくり返した ボウルの上に ビー玉 を置いて 外側に転げ落ちる 」
のが 「 ネガティブキャスタ状態 」 です
では なぜ 「 そこそこ 綺麗に走っていた 」 のか ?
それは
①. 自動車のジオメトリーは キャスタのみで
直進性を確保しているのではないので
「 スクラブオフセット等 の角度 」 が 多少 頑張っていた ことが ひとつ
② これが 一番大きな 理由ですが
「 優秀な電動パワステが 頑張っていたから 」 ですわ
これ 「 制御されてない 旧式の油圧パワステ 」 なら
「 乗れたもんじゃなかった 」 と思います
原因が判ったので
いろいろ 頑張ってゆきますが ・・・・
この子 「 難しいっ !! 」
キャスターを 合わせようとすると
キャンバーが 思うのと 反対方向に 動きます ・・・・
また 「 調整幅が そこまで大きくない 」 のと
あまり動かすと 「 タイヤが パーツに干渉しそう 」 で
いろいろ 制約があり ・・・・ 「 難しいっ !! 」
結局 キャスターが かろうじてプラス ( ほぼゼロ )
キャンバーが 30分程度の プラスキャンバーで 落ち着きました
これで 「 ジオメトリー単体での 直進性は ほとんどない 」
のですが
少なくとも 「 電動パワステの邪魔はしない 」 ところまでは
持って行けました ・・・ ふう ・・・
も一度 試運転 ・・・・
うん 、 だいぶ良くなった ( 嬉 )
オーナーさんに ここが 「 最良の妥協点 」 で あることをお伝えして
交代です
「 お 、 違うなあ 」 と 喜んでいただき
頑張った甲斐が ありました
一緒にいらした 「 上品な奥様 」 も 旦那様が
喜んでいらっしゃるのを 嬉しそうに 見ておられました
有難う御座います
これからも 「 アライメント屋 」
良いアライメントセッティング 造るために頑張りますので
宜しくお願いいたします
有難う御座いました