「 BMW X5 アライメント調整 」 です
「 フロントの片方だけが 減りが早い 」 ということで 御入庫です
車高は 結構 低くて 御聞きすると 「 H & R 」 のバネが 入ってますね
では 受け入れで 試運転 ・・・
うん 、 フィーリングは 「 まあまあ 良い 」 って感じですね
まあ このくらいの年式のモデルは
「 電動パワステが 賢い 」 ので
「 ちょっとくらいの不具合は 修正してしまう 」 んですがね ( 笑 )
ただ 自分 同時期に 「 同じような症状で 入庫してきた 国産SUV 」
が 「 パーツに 問題があり 交換 」 したので
一応 疑って リフトに上げ 「 そういう目 」 で 目視にて チェックしてみます
うん 、 「 目視では OK 」
では きちんと 見てみましょうか
いつものごとく ・・・・
きちんと ・・・
準備して 数字を出します
あんれ ?
「 思ったより 良い 」 なあ ・・・
「 パーツの曲がり 」 などもありません ( 喜 )
こりゃ スムースにいきそうですわ
状態が 掴めたら あとは 普通に ・・・
潜って ・・・・
セッティングしてゆきます
ほいほい ほいっとぉ ~
進めてゆきます
後は 何度か 試運転して 修正入れたら 終了です
オーナーさんにも 喜んでいただけましたが ・・・・
今回は なんで 片方だけ 減っちゃったのか ?
ですが
自分が 推測してみるに
タイヤというのは
まず 表面から
「 トレッドゴム 」 があり
これは 「 摩耗に強く 紫外線なども 耐久性を持たせた ゴム 」
で 造られています
普通 見える部分ですね
で ・・・・ その下には
「 クッションゴム 」 と呼ばれる
柔らかい ゴムが 在ります
この部分は
「 表面には出ないし 路面とも接触しない 」 ので
「 耐摩耗性 」 は 考慮されていません
こんなもん ほとんど 「 消しゴム 」 のようなもんで
アスファルトで 削られると
「 アッと いう間 」 ですわ ( 泣 )
で 、 まず 新品時には
左右 普通に 減ってゆきます
その後 「 何かの偶然にて 左右のグリップに 僅かに 差が生まれて 」
こうなると 「 グリップの良い方のタイヤが 反対側のタイヤを 引っ張る 」 んで
「 ますます 左右のグリップに 差ができる 」 ので
片方が 「 若干 」 ( 普通は それでも 若干 程度です ) 早く減ってゆきます
ここでは なかなか 気づきません
その後 こういう ローダウン車両は
「 見えやすい 外側部分 」 には 負担が少なく
「 ミゾが まだまだあるように見える 」 ので
安心していると
「 片方が トレッドゴムを 使い切り 」
あっという間に 「 ワイヤーが出る 」 んですね
その時 反対側は
「 皮一枚 トレッドゴム が 残っている状態 」 だと
左右に ものすごく 差があるように 思いますが
これから も少し 走って
反対側の 薄皮 ( 残った トレッドゴム ) を 使い切れば
こちらも アッという間に 同じように
「 ワイヤー が出ます 」 ( 笑 )
さらに走ると 「 バースト 」 となりますね
なので 車検では 「 残溝の基準 」 を 定めているのですね
なので 自分は セッティングするときに
「 出来るだけ こういうことが 起こりにくい 」
様に 考えて セッティングしています
( 「 タイヤが 平らに減る 」 ってことでは ありませんよ
普通に走れば 捨てるときには 捨てるときには 内側が減ります )
なので この子は 「 車体は 問題ない 」 と 思います
良い子ですわ ( 嬉 )
大事に してあげてくださいね ~