
マセラティの 「 レヴァンテ 」 です
「 マセラティ初 の SUV 」 です ( 笑 )
ポルシェが カイエン で 大成功を収めた !!! のを見て
各メーカー 「 我も 、 われも !! 」 と
「 SUV 」 造りに熱心です
ここで ・・・・
どうして最近 「 スーパーカーメーカー 」 が
SUV造りに熱心なのか ? 、 考えてゆきましょう
まず 、 「 需要があり 売れるから 」 ・・・
出発点は これですよね ( 笑 )
もともと 自社のユーザーは
「 スーパーカー1 台 持ち 」 なんてユーザーはいませんよね
ということは
「 セダン の メルセデス 」 や
「 SUV の レンジローバー 」 あたりは
普通に所有してますわねえ ・・・・
これ 、 自分のとこに 取り込めんか ? と考えます
ただ ・・・ スーパーカーが いきなり作れんように
SUV も 「 じゃ これ ほいっ !」 なんて
「 簡単に作れるほど 甘かぁ ~ 無いっ !! 」
ここで ポルシェが考えたのは
「 基本ができてる SUVプラットフォーム 」 に
自社のパワフルなエンジン積んで
ブレーキ等、 チューニングすりゃ ええやん 」
良いこと 思いつきましたねえ ・・・・・
( カイエンは 「 共同開発 」 でしたが ・・・・ )
で 、 こっからが 「 最大のポイント 」 なんですが
「 生産そのものも 外部に委託する 」 ってことです !!!
ここが 「 最大ポイント 」 ですね、
試験に出ますよ !!!( 爆笑 )
つまり 「 スーパーカーメーカー 」 つ ~ のは
「 スズキ 」 のように 「 51秒に 1 台 」
なんて生産能力は持ってない 訳です
「 大手量産スーパーカーメーカー 」 のフェラーリが
年間生産台数が 2017年度で 8398台だそうです
こんな数は ・・・ スズキなら 「 1 日 」 で作っちゃいますね
( 2017年 生産台数 330万台 )
つまり 、 自分とこは どんなに売れても 造れる数は
「 最初っから 知れとる 」 んですわ ( 笑 )
けど ・・・・ 「 量産メーカー 」 なら
大規模で 効率的なラインで
「 自社では 望むべくもない数 」 を 生産できます
これで ポルシェは 「 凄まじい大躍進 」 を 遂げますね
造ってるのは 「 身内 」 の VW だったし
「 ウィン 、 ウィン 」 ですわ
これ ・・・・ 良く考えると ・・・・
各メーカー 「 うちでも 出来るんじゃね ? 」 となり
フェラーリを除く ほとんどのメーカーが
SUV を造り始めた理由ですね
フェラーリだけは
「 うち 死ぬほど も ~ かっとる から 興味ない 」 でしたが ・・・
ちょっと 「 も一発 どでかく ぼろも ~ け したろかな ? 」
と考え直してるような ( 爆笑 )
というとこで この子 「 レヴァンテ 」 ですけど ・・・
今回 「マセラティ 」 、 後発ということを心得て
相当進んだ 「 バリバリの 電子制御 」 で デビュー してます
特に おっどおろいたのは ・・・・・
「 ホイルアライメントモード 」 です
こんなのは 「 今まで 聞いたことない 」 です
ポルシェなんかは
「 この手順で このモードにしてから アライメント測れ 」 とか
「 シトロエン ハイドロ 」 等のように
気を遣わんといかんモデルもありましたが
「 ホイルアライメントモード 」 なんてのが 用意されてる !!!
のは 初めて見ましたねえ ( 驚 )
マセラティ 、 「 ありがとう 」 ( 感謝 )
( 実は 入庫までに いろいろ
多方面に教えてもらっていました ・・・ 感謝 )
おかげで ・・・

作業は スム―スに ・・・

進んでゆきます
あ 、 そうそう 、 御依頼は
「 どうも ストレートでの安定感が無い 」 で御入庫です
受け入れでの試運転では
「 一応 きちんと直進する 」 けど ・・・・
なんとなく かすかに不安感があるなあ ・・・・ って感じですかね

1 G 掛けて 数字確認すると ・・・・
おお !! やっぱり ・・・・ 「 思った通り 」 の数字です
「 マセラティ ノーマルデータ 」 ですね ( 笑 )
ただ びっくりしたのは
「 ノーマル 」 とすれば 、 「 驚くほど 正確 」 です
良く見ると 「 アライメントは どこかで やってあるなあ 」 です
多分 「 日本国内 」 だと思うんだけど ・・・・
ひょっとしたら 可能性は薄いけど
「 メーカーライン抜き取りチェックの個体 」 かもしれません
「 レヴァンテに慣れた上手な人が 手間かけて 」 やってます
ただ 自分は このデータ 好きでは無いので
「 アレンジ 」 してゆきます

よいしょ ・・・・

あれだ 、 これだ 、 車体に負担をかけず 確実にかかる
当該箇所に 「 一番綺麗に合う工具 」 探して ・・・・
あ ~ でもない こ ~ でもない と 悩みながら
いくつも いくつも工具 当ててゆきます
輸入車は 、 「 普通の工具が 素直に使える 」 ケースの方が
「 珍しい 」 んじゃないかと ・・・ ( 苦笑 )
一通り 仕上げて 試運転
何度か 試運転繰り返して 終了です
オーナーさんに 乗ってもらうと ・・・・
「 うん 、 なんか よ ~ 判らんけど 、 よ ~ なった気がする 」
違い 、わかりにくくて すみません ( 恐縮 )
けど なんか 上品な 方だったなあ ・・・
有難うございました 又 機械が有れば 宜しくお願い致します