
「 インプレッサ22B 」 です
スバルが 文字通り 「 世界一 」 だった時の
「 最強モデル 」 です
「 WRC 」 は かなり 市販車に近い
( それでも 相当に違うが ・・・・ )
F1と並ぶ モータースポーツ界の 最高峰です
自分 サラリーマン時代に アライメントの技術研修で
「 イタリアの ムジェロサーキット近くの ホテル 」
に 宿泊した時
そこのオーナーのおじいさんと 話が盛り上がり
( お互いの片言の英語でしたが ・・・ 爆笑 )
私室に招き入れて頂きましたが
部屋中に 「 WRC 」 、 「 2輪のGP 」 、
それと「 もちろんF1 」 のポスターと
さらに 「 レーシングトラックの模型 」 まで ( 喜 )
当時 自分も 「 そこそこ詳しい 」 と思ってましたが
この おじいさん 「 めっちゃくちゃマニア 」 で
2輪の 125ccの 中盤クラスのライダーのことだの
( 実は 知り合いが 当時 125クラスで GP出てた ・・・ )
昔の WRCドライバーの話だの
驚くほど詳しくて
イタリアでは モータスポーツは
本当の文化として 根を張っているんだなあ ・・・
と 感心させられました
「 アライメントメーカーの経理のおじさん 」 にも
自宅に招いてもらい
そこで
「 いかに 日本の自動車メーカーが凄くて 憧れているか 」 を
熱く語ってもらいました ( 笑 )
ヨーロッパでは 「 WRC 優勝 」 は
相当な重みを持って受け止められる様で
自分にとっては 珍しくもなんともない
「 セリカ 」 が憧れで
「 並みいるスーパーカーなんぞ 目じゃない 」
セリカこそが 世界一で ( 当時強かった )
運転できなくとも良い 、
「 シートに座って ハンドル触るだけでもいい 」
のが 「 一番の夢 」 だと ・・・・・
自分が 小学生のころ
「 パンテーラ 、 ボーラ 、 イオタ 等 」 を 見てた感覚 です
今の子は 「 WRC 」 ・・・・ 知らないでしょうね ・・・・
「 ラりー 」 は 「 サイドカーレース 」 と ともに
非常に珍しい 「 2人乗車のレース 」 でもありますね
さ 、 御入庫のこの子は ・・・・
「 サーキットラン を予定してるので セッティングよろしく 」
で 御入庫です
では 受け入れでの試運転 ・・・・
あれ ? なんか 結構綺麗に走ります ( 笑 )
状態は 「 良さげ 」 です

よいしょ ・・・・ まず いつも通り 下準備です

「 WRCレプリカ 」 のこの子 ・・・・
自分たちの世代には 「 刺さりますなあ 」 ( 嬉 )
普通の 「 GC8 」 の 4ドアモデルでも
自分は 「 十分以上にカッコイイ 」 と思うのですが
この子は メーカーにより
「 ハンドメイドで Rフェンダーをカット して
再度溶接して 仕上げる 」
などという 「 とんでもない手間 」 かけて 造っていました
価格も 当時 驚きの 「 500万円 」 でしたが ・・・・
「 まったく儲からなかった 」 そうです ( 笑 )

で ・・・・・ 数字診ると ・・・・
「 おお !! やっぱり ・・・・・ 」
上手いのがやっとるなあ ・・・・・
きちんと 「 サーキット仕様 」 にて
丁寧にセッティングしてあります ( 感心 )
ただ ・・・ 自分が見ると
「 キャンバーの前後バランス 」 が ちと気になります
以前のところでは 「 リアは調整できない 」 と言われたそうで
そのコメントは 「 もちろん正しい 」 んですけど
ちょっとしたパーツ 使えば やれますね

では 「 STI の正しい証の ピンクのアーム 」
( ブッシュの硬度が違う ) が光る ( 笑 )
下に潜り込んで ・・・・ セッティングしてゆきます
自分 この

2本の 「 パラレル ( 並行 ) アーム 」 を
前方より 長いテンションロットで前後方向の位置決めする
このサス形式は ほんとに 「 名設計 」 だと思います
「 突起乗り越え時の衝撃緩和 」 は
テンションロッドの柔らかいブッシュで解決し
柔らかいブッシュを使ったことによる
前後方向の動きによるトー変化は
パラレルアームにより 解決 して
「 横G 入力時 」 に トーイン変化させたければ
「 フロント側のブッシュを 後ろ側より柔らかくする 」
ことにより 可能となります
「 アルファ 156 」 とか 「 セリカ 」 、
「 カウンタック 400S シリーズⅡ 以降 」
( シリーズⅠは 違うかも ・・・ )
などが 同じ形式 を採用してますね ~
( カウンタックは アッパーアームを追加して
ダブルウイッシュボーンとしてます )
自分 大好きな このサスレイアウトを ・・・
まず 、 リアのキャンバーを
在庫のパーツで おおざっぱ 合わせます
リアが決まれば

フロントを バランス取って ・・・・
仕上げてゆきます

最後に 試運転して
細かいとこ詰めたら ・・・ 終了ですね ( 喜 )
あとは 「 タイヤが終わっている 」 ので
交換を お勧めして 終了です
「 S タイヤ 」 は
「 長持ちさせるための成分 」 が 入ってない
「 無農薬野菜のようなもん 」 で
「 おいしいけど 日持ちせん 」 ですから ( 爆笑 )
|