
「 どくへび 」 です ( 喜 )
これ 御入庫の時は ・・・
「 相当な迫力 」 でした ・・・
現車は 「 わりと小さい 」
んですけどね ~ ( 笑 )
ショップさんから
「 右に向かって
ふっとんでゆくんで
きっちり直して ~ 」
です
それと
「 タイヤ交換する前は
普通に走ってた 」
そうで ・・・
う ~ ん ・・・
やっぱ 「 タイヤ 」 かな ?
ま 、 まず 乗ってみよ
「 おお 、
ほんとに ・・・
右に せ ~ だいに
ふっとんでゆく ・・・ 」 ( 笑 )
こりゃ 「 タイヤだな 」( 苦笑 )
けど なんとなく
「 ちょっとした 違和感 」 も ・・
確認してみると ・・・
なんとっ !!!
「 タイヤは無罪 」 でした ???
やっぱ 「 車体側 」
の問題かなあ ・・・ ?
しっかし この子 文字通り
「 どくへび 」 です ( 笑 )
エンジンかけると ・・・・
「 ブンバボーン 」 で
( わからない人は
「 おかあさんといっしょ 」
見てください ・・・・ 爆笑 )
「 ブバンッ !! ・・・
バッバンバッ ・・
バン バッ 」 と
豪快に目覚めて ・・・
下からは ブワァーッ と
熱気が押し寄せて
「 大排気量 、 大馬力 」 を
強烈に主張してきます !!!
車体が軽く 、
ホイルベースが短い この子で
うかつに
スロットル踏み込むと ・・・
「 おどろくこと 」 が
起こるのは ・・・
ひしひしわかります ( 爆笑 )
ミッションは
「 大きなストロークの4速 」 で
う ~ ん ・・・ この子 やっぱり
「 どくへび 」 だわ ( 驚 )
そ ~ いや 、 入庫の時に
乗ってきたショップの社長も
「 汗まみれ 」 だったもんなあ ( 笑 )
実は 当日 、 午前中 ?
( PM 2:00くらいまで ) に
「 急ぎのフェラーリ 」 済ませて
さ ~ やろかあ !!
状態で初めましたが ・・・
試運転して ・・・
タイヤのチェック 、
各部の確認 、
下準備 ・・・したら
( これだけでも たいへん ・・・ )
もう 日が暮れ始め ・・・
各部チェックすると
「 とても ちょこっと
終わる車では無い 」
のが判明して
ショップさんに 了解いただき
その日はあきらめ
翌日 朝早くから
手を付けることに ・・・

上げてみて ・・・
細かく診てゆくと ・・・
「 ん ?? 気のせいかな ? 」
ってとこが ・・
いや 自分の気のせいだ ・・・
違うと思う ・・・
思いたい ・・・( 泣 )
ちょっと 気になるとこが ・・・

「 1G 」 掛けて
数字診てみると ・・・
「 トー は
やりたかったことは
よく判ります 」 し
うちとは 方向性が違いますが
「 これも アリ 」 で
上手くセッティングしてあります
変えますけど ・・ ( 笑 )
キャンバーは ・・・
こりゃ
「 はっきり上手い 」 です
この 「 大変なこの子 」
良くこのレベルで
仕上げてありますねえ ・・ ( 感心 )
けど ・・・
キャスターは ・・・・
「 めっちゃ変 」 です ???
ばっちり
「 目視で違和感があったとこ 」
ですわ ・・・
どうも おかしい ???
この子 キャスターは
「 ほとんど
どないも
なりまへん 」 ( 苦笑 )
なのに ・・・
なんで こんなに
「 変な数字 」 になるんだろ ???
よーく みてみると ・・・
「 め ~ っけ 」 なんですけど ・・・
うう ・・・
「 見なかった
ことにしたい ・ 」( 爆笑 )
何度見ても ・・・
ま 、 バラすしか無いかあ ・ ( 泣 )
となり

「 バイアス
セミレーシングタイヤ 」
を 外して ・・・

バラすことにしました ・・

この子 「 インナー 」 は
「 アルミパネル リベット止め 」
なので ・・・
「 最悪 リベット
取らなきゃいけない 」
かと 覚悟しましたが ・・
いろんな工具 駆使して ・・・
なんとか ・・ ( ホッ )

外して ・・・
きちんと 組み直して ・・
さらに ・・・
この子 これが大活躍 ・・・

そ 、
「 ワイヤーツイスター 」
です ( 苦笑 )
なんか 、
「 いろんなとこ の ナット 」 が
「 ワイヤロック
かかってます 」 ( 泣 )
まだ 「 良い ロックナット 」
が無かった時には
レーシングカーでは
あたりまえでした ・・
これ 凄い手間 が
かかってますね
ナットは きちんと
切り欠き入れて
そこに穴を開け ・・・
あっちこっちで
こんなことやってます
おかげで ・・・
「 作業は大変 」 ですわ ( 苦笑 )
やっぱ
「 アメリカ人が おおざっぱ 」
つ ~ のは
「 絶対ウソ 」 ですね ~
「アメリカ人
凝る奴は
徹底的に 凝る 」
んですわ ( 驚 )
全て組み直したら
もいちど計測して ・・・
うん
「 めっちゃ良くなりました 」( 喜 )
後は 「 少し残ったバラツキ 」 は
他の手を打てるとこで
カバーしてゆきます
仕上げて試運転 ・・
大体いいけど ・・・
なんか気に入らんなあ・・ ( 大泣 )
で もいちどやり直し ・・・
最後は 細かいとこ
何度か 修正入れたら 終了です
大変だったけど
よくなりました ( 嬉 )
ちょっと解らないのが
「 タイヤ替える前は
普通に走ってた 」 のが ・・・
不思議ですね ・・
ひょっとして
「 きついクセが有るタイヤ 」
に合わせて
わざと あんな組み方
してたんだろうか ?
だとすりゃ それはそれで
「 凄い 」 んですけどね ~

で ちょっと 気になったのが
「 427S/C 」 の
「 S/C 」 ってなんだろう ・・?
「 スーパーチャージャー 」
でもないし ・・・・
調べてみると
「 セミ ・ コンペティション 」 で
「 準競技用 」 ってことですね ~
フェラーリなら
「 チャレスト 」 でしょうか ?
良く調べてみると ・・・
「 ん ? 31台
売れ残った レーシングカー 、
ナンバー付けて売っちまえ ~ 」
ですわ !!!
( 注 、 この子は
「 由緒正しいレプリカ 」 です )
これ フェラーリなら
「 チャレスト 」 どころか ・・・
もろ 「 チャレンジ 」 ですわ !!!
( 「 FXX 」 かな ? )
そりゃ ・・・
「 ワイヤロックだらけ 」 の
筈ですわ ( 笑 )
当時 こんなもん ・・・・
公道で走らせたら ・・・
「 核弾頭級のインパクト 」
あったでしょうねえ ・・・
( レースですら
「 向かうところ敵なし 」
状態だった ・・・ )
これ 1964年に
イギリスの公道で
「 298km/h 」 出たそうです
「 ほんとかいな ??? 」
自分は この子で
「 250km/h 」
出す勇気はありません ・・
( ただ 200km/h
位なら あっという間に出る
でしょうね ・・ )
「 当時のレーシングドライバー 」
ほんとに尊敬します ・・・
おそらく 4速全開で
15分 ~ 20分くらい我慢せんと
「 298Km/h 」 は
出ませんわ ・・・
オープンの吹きさらしのまま ・・
おそらく もともと
短いホイルベースなので
「 超高速走行は苦手な筈 」 で
さらに
「 空力の影響で
軽くなったステアリング 」
と 闘いながら
じっと全開のまま
15分以上我慢する ・・・
もう 「 想像しただけで怖い 」
です ・・・・
「 シェビーのおじいちゃん 」
ものずげ ~
「 どくへび 」
作ったもんだなあ ~ ( 驚 )