
ロータスの 「 エスプリ 」 です
自分 「 ロータス 」 結構やりましたが ・・・・
ほとんどが 「 エリーゼ ( エクシージ ) 系 」 です
「 エリーゼ系 」 も なっかなかに 「 ハードル高く 」
アライメント屋を 「 いぢめる 」 んですけど ( 爆笑 )
この 「 エスプリ 」 に比べれば ・・・・
「 夢のよう 」 ですわ
この子は
「 ほんっ --- と -- に 大変 でしたあぁぁぁ ・・・・ 」 ( 大汗 )
実は 「 ロータスのエスプリ 」
長く生産されてて ・・・・ 「 年式により結構違います 」
新しい方から ・・・・
「 エスプリV8 」 ・・・ ( 作業が ) 「 相当大変 」
「 S3 」 ・・・・・・・・・・・・・ 「 めっちゃ大変 」 ( 汗 )
「 S1 、 及び S2 」 ・・・・・・・・ 「 激辛 !!! 」 ( 爆笑 )
ですわあ ・・・ ( 大泣 )
で ・・ この子は 「 激辛 」 です ( 苦笑 )
まずは 受け入れの試運転 ・・・
「 う ~ ん 、 症状が2つあり ・・・
1つは アライメントじゃないかも ・・・ 」
とにかく ・・・ がんばりましょう ( 笑 )

まず 上げたら ・・・・・ なんですけど
それも ・・・ この子は
「 60年代のトレンド 」 の

「 Y型バックボーンフレーム 」 です
ちょっと この写真 あまり良くなくて ・・・
( 奥側が前方となります )
肝心の 「 Y型 の部分 ( この手前 ) 」 が
写っていませんが ・・・
( 作業が大変で そんなこと考える余裕が無かった ・・・ )
「 中心の柱 」 だけがフレームで 左右にひろがる
「 人間が座るとこ 」 は すべて 「 FRPのボディ 」 です ( 苦笑 )
なので 「 うかつなとこにリフトかけられない 」 んですわ ・・・
なので 「 LOTUS社 純正 Service Manual 」 にて
「 ジャッキポイントを確認 」 して
やっと 「 リフトアップとなります 」 ( 汗 )
この 「 Y型バックボーンフレーム 」 って
「 Y型 に別れた部分の中に エンジン収める 」 って方法で
分かれて広がってる方が 前方なら 「 FR 」 で
「 トヨタ2000GT 、 ロータスエラン ( 初代 ) 等々 」
後方なら 「 ミッドシップ 」 で
「 デトマソ ヴァレルンガ 、 マングスタ 、
ロータス ヨーロッパ ( 初代 ) 、 エスプリ 等々 」
がありますね
このタイプは プラモデルのように
フレーム単体にて シャーシを形成して
そこに 「 ごそっとボディを乗っける 」 方式ですね ~
これ 「 モノコックボディ 」 が出現すると
「 無くなっちゃった 」 のは ・・・・
見て分かる通り 「 ねじりに弱い 」 からですわ
ま 、 真ん中は 「 棒 」 ですもんね ( 笑 )
で 、 ロータスは ・・・・ 剛性の低さを逆手に取って
「 シャーシのねじれ 」 まで
「 サスの一部 」 として考えてたようですね ( 笑 )
当時は 「 こんなもん解析できん 」 ので
ひたすら 「 試運転 繰り返して 」
セッティングしてたんでしょうけど ・・・
労力考えると ・・・ 「 頭が下がります 」 ( 尊敬 )

上がれば ・・・ 「 大変なリアの調整 」 を
おおざっぱに合わせて ・・・
( これ ほんっ ~ と 大変なの ・・・・ 大泣 )
フロントに移れば 「 さらなる大変 」 が ・・・・
も ~ 数字が気に入らず ・・・
「 キャンバーも キャスターも変えたい 」 んですが
さっすが 「 ロータス 」 ・・・・
アライメント屋を いぢめます ・・ ( 泣 )
まだ ・・・ 「 S3 」 なら ・・・
「 ちょこっとまし 」 なんだけど ・・・
大騒ぎして ・・・ なんとか フロントを仕上げたら ・・・
おおざっぱに合わせといた 「 リア 」 を
仕上げにかかります

見てお分かりのように ・・・・
この子 「 アッパーアームがありません 」
そう 「 ドライブシャフトが アッパーアーム兼ねてます 」
ここも 設計者の
「 ど ~ せ シャーシに 大した ねじり剛性 が無いから 、
重くなるし いらない 」 って声が
聞こえてきますね ( 笑 )
この 「 割り切り方 」 も ある意味凄い ですわ
誰が最初にやったんだろ ?
「 コルベットのC2 のほうが 先輩 」 ですけど ・・・
似たような年代の 「 ジャガー 」 もこれなんだよな ~
いつも思いますけど
「 最初にやった奴は 2番目の奴の
42750倍偉い ( 当社比 ) !!! 」
ですわ ・・・ ( 笑 )
人間 「 見たものを真似て 改良する 」 のは
「 思いつき 更にそれを 具体的な形にする 」 こととは
「 レベルが全く違う 」 んですわ
今見れば 「 いろいろツッコミ入れたくなる 」
ようなとこもありますが ・・・
「 こんなこと 思いついて 更に アッパーアーム ほんとに省いちゃう 」
なんてこと
「 最初に 」
( ここ大事 、 人が成功してから真似るのとは訳が違う )
やってみるのは 「 勇気がいったと思います 」
( 失敗する可能性のほうが全然多いもんね ~ )
こういうことは 「 教科書には無い 」 ですし
「 正解が用意されてる訳でも無い 」 ですから ・・・
で 元にもどれば ・・・
この子 「 車重が軽く パワーも大したこと無い 」 ので
「 省けるとこは 思い切って省いちゃう 」 というコンセプトで
「 上手く作ってる 」 んですけど
「 アライメント調整は ・・・ 大変 」 です ( 大泣 )
大騒ぎして ・・・ 終了して
ほんっと ・・・ 「 祈るよう 」 に ・・・ 試運転
ちょこっと 修正入れて 終了です ( ホッ )
う ~ ん ・・・ 「 満足 」 ですけど ・・・
正直なとこ ・・・・
「 ヨーロッパ ( 初代 ) と エスプリ 」 ・・・・
「 しばらく みたくない 」 かも ・・・・・ ( 爆笑 )
間違いなく 「 今年一番 」 でしたわ ・・