
「 糸を使用してのアライメント測定方法 」 です
何かっていうと ・・・・・
今回は、 「 飯の種 」 の 「 アライメント 」 を ・・・・・
「 アライメントテスター無し 」 で計る方法を ・・・・・
自分 「 気でも狂った 」 んでしょうかね ? ( 笑 )
まず、 「 アライメントでのトー 」 は サイドスリップのような
「 間接計測 」 では無く 「 直接 車輪で計る 」 のが基本です
なのでまず 「 できるだけ広い 平らなところで レベルを出します 」
レベルは 「 レベラー 」 が一番簡単ですけど ・・・・・
そのあたりは、 「 水 」 使うなり、
「 長い L型アングルと水準器 」 使うなり
工夫してください ( 笑 )
次に 「 タイヤが乗るところ 」 に
できれば 自在に動く 「 ターンテーブル 」 が望ましいですが ・・・
「 金属の板 2枚 」 の間に 「 油 」 塗って
「 動きやすくする 」 だけでも違います ・・・・
その上に 車乗っけて ・・・

それぞれの 「 タイヤの外側に 棒を当て
( 4輪 同じものを使用してください )
ガムテープなどで固定して その棒を利用して
タイヤの外側に糸を張ります

次に 各車輪の中心から 前後に 「 同じ長さ 」 に 印を付けます

次に その印 左右を結び ・・・ 線を引き ・・・・ さらにその中心を出し、
今度は その 前後の点を結びます

こうですね ( 喜 )
ここまでで 「 理解するのが難しければ ・・・・ 」
「 自分で測るのはやめましょう ・・・ 」 ( 爆笑 )
ここで 作った 上の写真の 「 青い線 」 が
アライメント屋さんが 言う
「 ジオメトリカル ドライビング アクシス 」 です
日本語訳は 「 幾何学的推進軸 」 です ?
「 なんのこっちゃ ??? 」 ですねえ ・・・・
これ 「 直訳 」 してるので こんな 「 変な 」 表現になってますけど ・・・・・
ま、 「 車の中心 」 ですね ( 笑 )
厳密には、 「 ボディの各部の中心 」 では無く
( アライメントテスターには ボディは見えてないです )
「 タイヤの位置関係の中心 」 ですね
ま、 「 車の中心 」 と思ってください
できれば こいつは 「 非常に重要 」 なので
「 墨ツボ 」 などで 「 印 」 付けられると 「 なお可 」 です
あとは こいつを基準として 「 各車輪のトー 」 を測ります
今度は 例えば 「 後ろの 左のトーを測定する 」 場合は
さっきまでの 「 タイヤに当ててた棒 」 を取り去り
「 タイヤの外形いっぱいの板 」
( 厚みは必ず 4枚 同じでないといけません )
をフェンダーに干渉しない程度の高さに切り
また ぴったり ガムテープなどで固定します
そこで 糸を 「 その板の 前側の 内側の どこか 」 に固定して
後ろ向きに 回して伸ばします

で 「 ここが重要 」 ですけど ・・・
「 A点 」 は 前から回してるので 決まってるのですが ・・・・
「 B点が当たったとこで止める 」 のが 「 一番の肝 」 ですわ ( 笑 )
こいつができれば 「 後は簡単 」 伸ばした糸の
「 任意の2点 」 の中心からの距離を測定します

この 「 C ~ D 間の距離 」 は
別に 「 500mm 」 でも 「 10000mm 」 でも構わんのですが
「 1000の倍数 」 なら計算が 簡単で
かつ 「 距離が長い方が精度が高い 」 です ( 笑 )
ま、 ここまででも
「 きちんと理解しているアライメント屋 」 さんなら
「 突っ込みどころ満載 」 なのですが ・・・・
この測定方法で
「 ナノレベル 」 期待する人はいないでしょうから ( 笑 )
で 「 C ~ D 間 」 の差が 「 0 」 なら 「 トーゼロ 」 です
ゼロは どの単位でも 「 ゼロ 」 ですわ ( 笑 )
問題は、 ここから
「 どーやって 分表示、 または
通常のトーの ミリ単位に 変換 するか ? 」 です
いきますよ !!!
一度しか書きませんからね !!!
「 C ~ D 間の距離が 1000mmの場合 」
「 約 1分 0.3mm 」 です
つまり 「 10分なら 3mm ( こだわれば 2.9mm 強 ) で
「 ホイル18インチくらいなら
約 8分で 1mm相当 ( C ~ D 間の差 2.1mm ) 」 です
( 前に 「 7分 」 と書きましたが
18 インチなら 「 8分 」 のほうが近いです
お詫びして 訂正いたします )
「 俺は この測り方で 1ミクロン を測定するぜっ !!! 」
っていう 「 熱い人 」 以外は ・・・
問題ないです ( 爆笑 )
ちなみに、 「 ミリ単位 」 ですけど
そもそも 「 ヨーロッパ 」 と 「 日本 」 では 測り方そのものが違います
ヨーロッパは、 「 ホイルのリムの前後 」 で 「 何ミリ 」 です
大して 日本では
「 タイヤのトレッド表面の前後 」 で 「 何ミリ 」 なので
「 微小な誤差 」 が 出ます
角度表示なら これは 「 関係ありません 」
で、 「 この測り方 」 なら
「 リアのスラスト角ゼロ 」 が 可能となります
市販してる 「 サイドスリッププレート 」 あたりでも
「 やらんよりは、 ずっとまし 」 ですけど
「 中心線からの 個別トー の きちんとした測定 」 は
この方法が、 アライメント屋の考える 「 道具なしでの良い測定 」 の
一番 簡易な方法ですね
「 キャンバー 」 は、 「 直接測定 」 が 可能なので
説明は要らないでしょう ?
一応 書いときましょうか
ホイル 18インチとして 直径 約 457mm
定数の 「 0.0003 ( 0.00029074 ) 」 を掛けると
「 1分 約 0.13mm 」
( なぜ切り捨てにしてるかは、 考えてください 笑 )
となり
30分で 「 リム上下の差 」 が 約4.1mm となります
1度なら 8.2mm ですね
「 下げ振り 」 などで 計測してください ( 喜 )
あ、 あと
「 キャンバー測定時は、 トーが おおざっぱ ゼロ 」
でないといけませんよ、
「 メルセデス 」 などの 「 キャスターが多い車 」 は
結構な誤差が出ます ・・・・
( ステアリング回して トー角が付くと
キャスター は キャンバに加算 ( 又は減算 ) される )
最後に 「 キャスター 」 ですが ・・・・
「 これは難しい ・・・・ 」
もし可能なら
1. ボンネットを開け 左右のストラット
( ストラットなら ) の中心を 糸で結ぶ
2. その糸から 「 下げ振り 」 で
タイヤのすぐそばに印を付ける
3.ホイルの間から ロワアームの
ピポット中心から 「 下げ振り 」 で印を付ける
4.前後間の距離を測定する
5. ストラットのアッパーピポット中心から
ロワアームピポット中心までの距離を測る
6. 「 5 」 で計測した数値に
定数の0.0003 を掛ける
( 出た数値が1分の長さ )
7. 「 4 」 で測定した 数値を 「 5 」 で求めた数値で割る
8. 60進法に直す ( 仮に 「 327 」 なら 「 5度27分 」 )
で何とか ・・・・・・
自信がなければ 「 FD3S 」 のように
前後にカムがあるタイプは
「 キャンバーのカムと同時に
同じように動かして キャスターがずれる事を防ぐ 」
くらいですかねえ
「 ホイルベースをメジャーで測って
キャスタのカムを動かす 」 様なことは
「 そろっているキャスターを ずらしてしまう 」
恐れがあります
左右のホイルベースは
「 どちらにハンドルが切れているか 」 で すぐに変わります
つまり メジャーでのホイルベースは、
「 前後とも トーが 左右で 全てゼロ 」 の場合にのみ
正常な値を示します
「 ステアリングが 真中にあるから 」
なんてのはまったく当てになりません ( 笑 )
仮に 「 ダブルウィッシュボーン 」 なら ・・・・・
アッパーアームのピポッド と
ロワアームのピポッド の中心を正しく測定するのは ・・・・
ちょっと 「 思いつかないです 」 ( 汗 )
で ここまでは 「 測定 」 ですけど ・・・・
「 調整すると 同じようにして 確認してください 」 ですね
今回は 「 自爆ネタ 」
「 アライメント屋に 頼まず 測定する方法 」 でした ・・・・
う ~ ん また 「 仕事減る 」 な こりゃ ・・・・・
今回 自分 「気でも狂った 」 んでしょうか ? ( 爆笑 )