
( 画像は 「 タイヤの写真 」 というだけで 本文とは関係ありません。 笑 )
「 TIRES OK ? 」 です
( 70年代 F1 サインボード風に ・・・ )
この間、 テレビ 見てたら
「 超絶 凄ワザ 」 という番組がありました ( 初めて見た )
内容は、 2つの金属加工の会社が、
幅75mm 長さ20m の完全に左右のレベルの取れた鉄骨の上を
「 500g以下 」 で製作した 「 鉄球 」 を転がして
どこまで行けるか ? を 競う という 内容です
ルールは超単純ですが ・・・・・・
同じような大きさの 「 ビリヤード球 」 で実験すると ・・・
「 数メートルで落下 」 という結果に ・・・・
どうしてか ? というと 「 真円 」 ではなく 「 ひずみ 」 があるため
「 まっすぐ転がれない 」 からです
で、 本番の 結果は ? というと ・・・
「 両方完走 」 で 勝負つかず ( 番組初めてらしい ) でした
映像で、 「 " 真っ直ぐ " どこまでも 転がってゆく鉄球 」 に
「 深い感動 」 覚えました ・・・・
誤差は、「 0.6 / 1000 mm 」 だそうです
この、 「 限りなく真円 」 を実現した技術が この事象を作り出してます
アライメント屋 、 なんで ここに 「 食いついた 」 かというと ・・・
「 タイヤ 」 も同じなんですわ ・・
職業柄、 いろんな車で、 いろんなタイヤ 履いた 車乗りますが
この間、 たまたま
「 同じような車で、 同じような仕様で、 同じような症状 」 の
「 違うタイヤ 」 履いたのが ほぼ同時に入庫しました
同じように仕上げて、 どちらも 普通に直進するように仕上げたのですが ・・・
A車 は 「 欧州 有名ブランドタイヤ 」 で
B車は 「 某 アジアンタイヤ 」 でした
自分、 「 欧州タイヤ類 」 、 あまり好きではなかったのですが
( 自分、 もともとは 、 国産タイヤファン )
欧州タイヤ、 ここ数年 「 強烈に品質上げてきました 」 ( 驚 )
ここで、 「 良いタイヤ 」 の定義ですが ・・・
一番判りやすく、 判定しやすいのが
「 サーキットでのタイム 」 です
公平ですし、 簡単です
サーキットでは 「 勝てるタイヤがいいタイヤ 」 です
では、 公道ではどうでしょう ?
使い道によって決まりますが
自分は 「 上品なタイヤ 」 が良いタイヤと思います
先ほどの、 「 鉄球の誤差 」 の話ですが
これが、 タイヤになると 「 誤差1000倍 」 です
20インチクラスで、 外形で 「 誤差 0.6mm 」 なら 「 超 1級品 」 でしょう
3mm 程度はあたりまえ ・・・ ひどいのはそれ以上
( 新品タイヤでの話ですよ )
これが 250kmオーバーで回転すれば ・・・・
真円に近いタイヤは、 「 なめらかに 上品に 」 転がってゆきます
「 ゴム ( タイヤ ) 」 を 「 真円の円柱の形 」 に作るのは 「 超絶 凄ワザ 」 ですわ ・・・
どこのメーカーでも出来るようなものではありません ・・・
ノウハウ ( = 失敗の積み重ね ) の塊です
また、 「 良いカーカス と コンパウンド 」 は
適度な、 「 ねばり 」 で 良くホールドされた直進性を生み出します
( 少しくらいの傾斜でも " ねばり " ます )
これが、 摩耗し、 さらに 経年変化で ゴムが白っぽく、 固くなってくると ・・・
「 ねばり 」 が無くなってきて
落ち着きが少なくなり、 傾斜に弱くなってきます
比べて 「 激安タイヤ 」 は、
やはり、 「 真円でないもの 」 が転がってゆく感じが伝わってきます
以前よりは、 ずいぶんよくなったのですが
やはり、 「 形状 、 剛性の均一性 、 コンパウンド 」 共に
「 1流ブランド 」 とは かなり差がある と感じます
これも、 「 悪い方から、 良い方を 」 比べると 、
「 おお、 結構違う ・・・・ 」 くらい なんですが ・・・
逆に、 「 良い方から、 悪い方を 」 比べると ・・・・
「 凄く気になる ・・・・・ ( 泣 ) 」 となります
ま、 激安タイヤも 「 比べなければ 」 使えますけど ・・・・
「 こだわる 」 ひとは避けた方が無難ですね ・・・