
「 スマート 」 です
うちで作業した中で、 「 最もホイールベースが短い車 」 です ( 笑 )
「 ポーシャ 」 (ポルシェを アメリカ人は こう呼ぶ ) の
「 Type 930 」 も短いですが ( 2271mm )
それも目じゃないです ( 驚 )
短すぎて ・・・・・・ うちのメインピットで 「 上がりません ( 泣 ) 」
ま、 こーいうこともあろーかと ・・・・
メインピット と サブピット リフトの種類 「 変えてます ( 喜 ) 」
最悪、 どちらかでは あげられるように ・・・・
で、 無事 上げてみると ・・・

リアサス、 「 面白い 」 です
前側のピポットは、

「 ゴムブッシュ 1点 支持 」 で
リアは ( ちょっと見ずらいですが ・・・・ )
超ショートですが、 一応 「 ゴムブッシュ 2点 支持 」 です

このレイアウトには、 「 大いなる矛盾 」 が あります
そう、 リアの 左右に伸びる 細く、長い アームが ストロークすると ・・・:・
車体側ピポットを中心に 「 円運動 」 します ・・・・
ということは、
この位置から ストロークすると、
「 アームがちょうど水平になる位置まで ナックル側のピポットが左右に広がる 」
( そこから、 さらにストロークすると、 縮んで行く )
ということです
すると、 もし、 各アーム類 に十分な強度があり、 かつ 各ピポット を 「 ピロ 」 に変えると ・・・
「 ストロークできない 」 ということです
でも 現実は 動いてます
なんででしょう ?
正解は
1. 左右の広がりを最小限に抑えるため アームを最大限に伸ばして 半径を稼ぐ
2. 「 1. 」 で 極限まで減らしたわずかな左右のストロークは、
「 ブッシュのたわみ 」 にて吸収する
です ・・・・
ま、 「 パワーも そんなになく、 スピードもそんなに出ないので これで OK 」 って
割り切りです
( 「 横Gで ブッシュがたわみ、 リアトーが変わる 」 って 欠点もあります ・・・ )
なんでこんなことするかっていうと ・・・・
この設計だと、 「 ロール が素直 」 って言う メリットがあります
ただ、 逆に、 トーションビームのように、
「 サスそのものに スタビの役目を受け持たせる 」 ってわけではないので
ロールを抑えるために、 ちゃんと別に 「 スタビライザー 」 設けてます
けど、 普通の 「 トーションビーム 」 よりは 「 高くつく 」 でしょうね ( 笑 )
ただ、 アライメント屋は こんな 「 独創的 」 なの好きですねえ ・・・
けど、 メルセデス A、B クラス のリアサスは、 ここから
「 数段 凝ってます 」 ( 喜 )
初めて見たときは 「 衝撃 」 でした
( 過去のブログ参照 )
外人、 やっぱり 「 おっもしれーこと 」 考えるなあ ・・・・
アライメント屋、 トーションビーム 「 初めて考えた人 」 偉いと思います
超合理的で 何より 「 安く 」 作れますし ・・・
けど、 なんで みんな 「 考える 」 ことせずに
安易に 「 まね 」 して 「 こればっかり 」 になるんだろ ?
特に 「 国産の安価な FF 」 ( ま、 もう FR ないけど ・・・・ ) ほぼ、 全部 これですわ ・・・・
昔 ( 90年代 ) の日産 は サブリンク付きで、 まっすぐ上下にストロークする
3リンクサス ( 5リンクだったかも ・・・ )
を、 セレナ ( だったと思う ・・・・ ) に採用して 感心しましたが ・・・・
最近の、 コンパクトカーで サス 工夫してるの あまり見ませんね ・・・・・
ま、 「 サスが 良くできてて ハンドリングがいい 」 なんてのは
最近は 、 セールスポイントにならんもんなあ ・・・・
「 ティッシュ の 箱が そのまま入る 」 方が 大切な時代ですから ・・・・
で、 現車ですが、 キャスターが ずれてて、 わずかにキャンバーも気にいらなかったので
修正 あと 「 トー 」 やって 終わり
試運転して ちょっと手直しして 終了
ホイールベース 「 超短い 」 ので ちょっと 「 独特の感じ 」 がありますが
5分も乗ると 「 慣れます 」 ( 笑 )
かっわいい車ですねえ ・・・・・・